2013年6月15日土曜日

おはようさん 2013.6.16.

昨日の午後は舌癒着症オペでした。 子供3人の全麻オペで、やっている時は集中してますから疲れなど感じませんが、終わってホッとすると、ド〜〜と疲れが出ます。 今年で56才。そう言えば、脳外科の先輩たちが「50過ぎるとマイクロ(手術用顕微鏡)見にくくなる」「50過ぎたら当直免除」なんて言ってましたが、今になれば、その気持ちが良くわかります。 40代はオペの翌日が一番疲れてましたが、最近は数日してからお疲れモードのピークがやって来ます。 ただ、そこは経験値。オペの次の週はこそこそと休憩を取るようにしています。 これ、亀の甲より年の功。 これからは戸籍年齢より生きがい年齢だよ! なんて、いつも声高に叫んでいますが、60才定年前後の患者さんたちを診ていて、時々思うことがあります。 中高校の同級生たちは、あと5年もすれば定年を迎えるんだなぁ。 もう新たな事業やプロモーションにチャレンジすることもなく、年功序列な肩書きだけ付いて、定年まで穏やかに&恙なく過ごせるように・・・ 失敗のリスク? 新たなる挑戦? 創造的提案? ・・・ とんでもない! 無事に退職金を満額いただいて、ゆっくり第二の人生を送るのさ   サラリーマンや教師になった人たちは、多分、そんな感じの56才だと思います。 定年後の夢? 予定?  ありますよ!  まだ働けるから、お仕事します。 今やってるボランティアを続けます。 今はまっている趣味を本格的にやりたいです・・・ 50才過ぎて、「今やっているボランティア&趣味」がある人は、定年後も元気な人生を歩んでいけるし、(多分)伴侶:パートナーともそのまま上手くやっていけるでしょう。 最悪なのは、「定年になって暇が出来たら、何かボランティア&趣味を始めようと思います」な人です。 大体、定年の5年後には心療内科や精神科で治療が必要になっています。 仕事一途の真面目人間さんが仕事がなくなったら、すぐに自分のための趣味を見つけることなど・・・できません。 苦労をかけてきた伴侶:パートナーとゆっくり旅行したり、のんびり買い物したりの日々を過ごしたい・・・と思っていても、女性はしっかりと自分の生きがいを見つけていますからね、5年もすれば、生きがいのベクトルが全く別方向だから・一緒にいても楽しくないから・いつまでも命令口調で従属させようとするから・ウザいだけ・・・で捨てられてしまします。 ・・・後は、悶々と鬱に引きこもったり、理性を失って痴漢や万引で犯罪者になったり、すべてに失望して自殺したり・・・現代版未亡人ですね。 サラリーマンや教師・公務員の方は、55才が新たな趣味やボランティアを始めるラストチャンスです。 どんな趣味・ボランティアでも、一生もんにしようと思ったら、5年はかかりますからね。 何かに絞る必要はありません。 何となく、いいなって思ったら、やってみましょう。 カルチャーセンターで始めれば、料金も安いし、何より、嫌なら半年で辞められます。それも、あとくさりなしで。 何かを始めれば、それがダメでも、次の何かに繋がります。同じ時間帯のあの教室が面白そうだとか、センターで友だちになった人がやってるからとか・・・必ず次の趣味に繋がっていきます。 何事も10トライして1つでもモノになれば、それは大成功ですからね。 もうひとつの趣味の見つけ方は、子供の頃、やりたかったこと、なりたかった仕事に関連した趣味にトライしてみることです。 男だけど、絶対に内緒だけど、花屋さん・ケーキ屋さんになりたかったぁ・・・なら、フラワーアレンジメントやケーキ作りにチャレンジしてみればいいですね。 そんな女性ばかりの教室に参加するなんて恥ずかしい・・・そんな期待するほど、今の女性たちは全然気にしてくれませんから、大丈夫ですよ。 かえってモテモテでいいかも・・・デス。 おじいちゃん・おばあちゃんがやっていたことにチャレンジするのもいいですね。 不思議とDNAで趣味&才能が繋がっていることがあります。 横並び好きな教師&公務員の人たちには向きませんが、昔の人たちの趣味をやると目立ちます。一人前になるには時間がとてもかかるけど、長い余生ですからね、90才、100才になった時の達成感は格別だと思います。きっと最高の生きがいになるでしょう。 20代でも30代でも、40代でも50代でも、 生きがいを見つけるには、やっぱり「まず動け!」ですね。 動けは、神さま・光さんがどんどん道を繋いでくれます。 どの道を歩んでも、最後は光の中へと導かれます。 ただひとつの失敗は、動かず&歩まず・・・ただじっとしゃがみ込んでしまうことだけです。 今生の生きがいを見つけるには、まず自分がやりたいこと、面白そうだ&楽しそうだと思うことをやってみることです。