2013年6月10日月曜日

おはようさん 2013.6.10.

医者になって30年、医院を開業して15年が過ぎました。 この10年ですごく変わったことがあります。 気の良い人、気心の通じる人が減りました。 長い不況のせいかもしれません。 超高齢化&老後の不安のせいかもしれません。 ネット&ITの進歩で、リアルなおつき合いがしにくくなったせいかもしれません。 収入や財産が多ければ、お金の心配をしなくていいから・・・でもありません。 (お金持ちほど、こころを病んでいる人&人間関係に苦しんでいる人が多いような気がします) バリバリお仕事をしている人&高い役職に就いている人たちは、ひどくこころが疲れています。 こころのんびりとスピリチュアルな生活をしている人たちは、デジタル化&効率化が日進月歩するこの世のどう猛なブラックホールへの蟻地獄に足を捕られて、心根もクタクタです。 気の良い人、気心の通じる人は、こころの扉が開いています。 こころを全開にして、大笑いしています。 この10年で、こころが閉じてしまっている人たち、こころが見えなくなってしまった、なくなってしまった人たちが急増しています。 なぜでしょうか? 原因は何でしょうか? 胎内記憶の池川明先生も「最近、生まれながらに笑わない赤ちゃんが増えている」と教えてくれました。 赤ちゃんまで、生まれながらにこころを閉じてしまっている、こころが見えなくなってしまっているのでしょうか? 舌癒着症を介して多動症・落ち着きのない子供たちを診ていると、その原因は脳微小循環系の血流障害、特に脳皮質の二酸化炭素濃度に相関しているのではないか? と思っていますが、もちろん確証はありません。 アトピーと同様に、さまざまな原因が相互作用しあって、気の良い人、気心の通じる人を絶滅危惧種に追い込んでしまったのでしょう。 どうしたら気の良い人、気心の通じる人に戻れるのか? それはやはり「気」の流れを清く滞りなく循環させることでしょう。 そして、不思議な縁で、この4月から「気」を巡らす治療:鍼灸と真剣に向き合っています。 開業して以来だから15年間、ホンモノの鍼灸の先生を捜し求めていて、やっと巡り会えました。 (実は数年前から知っていたんだけど、その時はピーンと来ずで・・・この3月に突然、まったく関係のないところでピーンときてしまったのです。これこそ天啓! シンクロですね) これからの医療は「気」だと思います。 こころの病気も、癌も、認知症も、リュウマチやアトピーも、「気」が暴れ出したり、固まったり、燃え尽きたり・・・が大切な原因です。 心筋梗塞や脳卒中はもちろん「気」が大きく関わっています。 そして、死ぬ時「善い人生だったな、楽しかったな」と笑いながら言えるかどうか・・・生きがい人生を歩めるかどうかにも「気」の清き巡りが関係しています。 愛するためのエネルギーも「気」です。 愛して、許して、あるがままを認めて、素直に信じて・・・それらが「和」となり、愛が集って「輪」となって、笑い声が天地自然を美しく美しく彩ってくれます。その根源のエネルギーも「気」なのです。 宇宙は私たちの中にあります。 私たちの中の小宇宙は、私たちの外界に拡がる大宇宙と繋がっています・・・否、ひとつの存在です。 私たちの中を巡る「気」は、私たちの内なる小宇宙を介して、この大宇宙をも巡り、動かしているのです。