2016年7月3日日曜日

ごきげんさん 2016.7.3.

4年毎に開催される関西医大同窓会に参加してきました。 みんな還暦前後です。 最初は誰だかわからなかったけど、30分もするうちに、声と顔輪郭で35年前の若かりし記憶が蘇ってきました。 変わってると言えば変わってるけど、変わってないと言えば変わってない・・・不思議な感覚です。 前回、私が参加したのは8年前、みんな50過ぎでした。 女性軍がとてもお元気で、男性軍はタジタジだったのを覚えています。 今回の話題は・・・子供自慢と「如何に医者(開業医)をやめるか」ばかりでした。 開業医たちは、開業して20年前後。 まだ60になったばかりなのに、もう気力&体力の衰えを理由に「やめたい」の連呼です。 今年、開業した私はどうなるの? みなさんの「信じられない!」の視線が突き刺さりました。 勤務医たちは60前後になって、急な転勤、役職交代などがストレスになっているようでした。 勤務医は、やはり世のサラリーマンと同じですね。 「やめたい」「やる気がしない」な自己紹介を聞きながら・・・ こういう先生に診てもらっている患者さまたちは、心身共に老化するスピードが速いだろうな、と思いました。 「ガンは治らない」と思っている医者が主治医のガン患者さまに、自然治癒が起こりにくいのと同じです。 「もう歳だから仕方ないですよ」に自他共に納得している患者さまは、やっぱり「歳」に侵され、年寄病になります。 幸いにして、心斎橋 奥山医院に通院されている患者さまたちは、みなさん、若い! カルテで年令を確認すると「え〜〜〜!」と叫ぶことがしばしばです。 みなさん、バリバリと仕事をがんばっておられます。 「もう歳だから」「やめたい」「やる気がしない」なんて言葉は絶対に出てきません。 「若い」「元気」「ごきげんさん」な言霊に守られている方々だけが通院されています。 同窓会の中で、ひとり、変わり者だった私です。 世の中の病医院はどこも 病気を治そうとして、ますます病気にしています。 病気を治すだけでなく、もっとごきげんさんに、幸せになっていただく・・・ これは変わり者のドクターにしかできないことなのですね。 さぁ、明日からまたがんばりましょう!