2016年7月10日日曜日

ごきげんさん 2016.7.10.

今朝は蝉時雨で目が覚めました。いよいよ夏本番ですね。 私が実践している石原式小食療法の石原先生の新刊「水の飲みすぎが病気をつくる」を読みました。 漢方の「水毒」の立場から「水の飲みすぎ」に起因するさまざまな病気を説明されています。 夏と言えば、「熱中症予防にこまめに水分を摂りましょう!」キャンペーンです。 もうすっかり日本人の常識になっていますね。 血液がドロドロになるから、水分をしっかりとってサラサラにしなくちゃ! 脳梗塞や心筋梗塞が夏場に多いのも、この血液ドロドロのせいだ! 去年までは私もそう思っていました。 まだ冷房が珍しかった昭和30年、40年代に、夏の脳梗塞や心筋梗塞が今以上に多かったか? というと、逆に少なかったのです。 肉体労働者が今の数倍多かった時代、本当なら今以上に血液ドロドロの人が多かったはずです。 血液ドロドロやサラサラと脳梗塞や心筋梗塞の関係は果たしてどうなのでしょう? 冷房の生活が老若男女の冷え性を悪化させています。 私も脂肪のダウンコートを脱ぎ去ってはじめて、こんなに冷え性だったんだ、ということに気づきました。 ごきげん小食療法にして2ヶ月で、35.7度だった体温は36.5度に回復したので、ひと安心です。(免疫力10倍アップ!です) 心斎橋 奥山医院の患者さまはみなさん、礼儀正しいしオシャレでお元気な方ばかりなのですが、それでも「冷えのぼせ」(臍から下が冷えて、上がのぼせ気味)が多いのが気になっていました。 もしかしたら「水の飲みすぎ」かもしれません。 (ということで、7月の内科外来では「水の飲みすぎに注意しましょう!」を力説します) 水は下半身に溜まっていきます。冷却水の働きをしてしまう水は、下半身を冷やします。 気血は水から押し上げられるように上半身へと昇ります。 降圧剤を多剤連用しても下がらない高血圧は、この水毒によるものだったのです。 難治性の腰痛や膝痛、リウマチはもちろんのこと、 心身症やこころの病気も認知症も、 ガンですら、水毒がどこかで絡んできているわけです。 1日3食食べないとダメ 夏はこまめに水分補給をしなければダメ 刷り込まれた常識が実は病気の元凶だった時・・・ 救われるのはやっぱり「素直な人」だけなのです。