2016年7月16日土曜日
ごきげんさん 2016.7.16
今年も祇園祭宵山に行ってきました。
それぞれの山鉾町に八坂神社の八百万の神々が宿っておいでです。
まるで神在月の出雲大社のよう・・・神さまたちの夏祭りですね。
私のイチオシは霰天神山さん。
門真の医院が棟続きからの火事で炎に包まれた時、霰天神さんの火乃要慎の護符が守って下さったので、医院だけが焼け残り、酸素ボンベが爆発することもなく、レセを提出することもできました。
霰天神さんは、邪気や怨念や悪霊なども防いでくれるそうです。
厄除け災難よけのご利益があらたかな山です。
斉藤ひとりさんの「これくらいの報いで済んで本当によかった」の神さまですね。
心斎橋 奥山医院にも、この霰天神さんの粽を入り口に置いて厄除け邪気祓いしています。
近代以前までの数千年間、病気やケガを怨霊や悪霊のせいにしてきました。
もちろん今ではまったく根拠のない迷信です(私もそう思っています)
霊能者のヒーリングやシャーマニズム治療とは距離を置いてきました。
(代替医療のドクターの中には、この分野がお好きな方もおられます)
ただ、治る人も・・・いるんですねぇ。
だから今では、1%だけ「それもありかな」で心霊治療系にもこころを開いています。
個人的にご贔屓な山は「鯉山」さんです。
滝登りの鯉がご神体です(左甚五郎作)
登龍門が願文の神さまです。
個人的にはやっぱり登龍門ですよね。この気持ちがなくなったらジジイですもの。
鯉山さんの粽は我が家の玄関を守ってくれています。
もちろん皆さんも大好きな金運の山もあります。
郭巨山さん。
大判小判の付いた粽です。
ご利益 ありますよ。
いつも女性でいっぱいなのが保昌山さん。縁結びの山です。
ここは人脈運アップもありです。
保昌山さんのご利益で、ビリケン秘書さんが来てくれたのでしょう。
宵山期間限定の「繁盛神社」さん
毎年、素晴らしいお着物を展示しながら、気さくにお話してくださる着物屋さん
何気なく店先に飾ってある本気の生け花
文化度が高ければ高いほど、新しい発見の驚きと喜びを楽しめるのが祇園祭です。
そして、暑い暑い京都を厄除け粽を求めて歩き回りながら、
「患者さまの厄除け邪気祓い」を願っている今年の自分がちょっと逞しく見えました。