2015年1月22日木曜日

おはようさん 2015.1.21.

昨日の夜は出雲で、第一回国際退行催眠療法コングレスでご一緒した懐かしい方が宿まで訪ねてきてくださり、うれし&たのしいお話をたくさんしました。 お目にかかったのは10年以上も前なのに、FBで繋がっていると、そんな時間の隔たりなど全く感じないですね。 これがSNSの善きところでしょう(*⌒▽⌒*) 今日は鰐淵寺の住職さんと3時間ほどお話をしました。 住職さんもちゃんと動いてくださっていて、まずはその報告から話は始まりました。 昨年の古代出雲博物館での鰐淵寺展でもわかるように、このお寺には文化財がとてもたくさんあります。 当然、文化庁の管轄下に寺社自体もあるわけです。 住職さんが文化庁にいろいろ打診してみたところ・・・予想通りの官僚&お役所返事でした。 つまり・・・前例のないことは難しい。。。 まぁ ダメと言われたわけじゃないし、住職さんもこちらのイメージをはっきりと提示したわけではないので、そべては「想定内」ということですね。 文化庁にしてみれば、面倒なことは起こさないでくれ! なのです。 古刹なのだから、これまで通り、静かに古びれていておくれ ってところですね。 もうひとつ・・・出雲市は何を血迷ったのか? 鰐淵寺も含めて、周囲の山々すべてを市街化区域に指定しているそうです。 イメージ的には出雲大社の裏手の山々・・つまり出雲市内の島根半島の山々までぜんぶ市街化区域だそうです。 出雲市はいったい何をする気なんでしょう・・・まさか1800ホールのゴルフ場を作るの? 前にも書いたとおり、鰐淵寺は島根県の自然公園内にあるのもネックですね。 う~ん、普通ならここで諦めるかなぁ。。。 前回の住職さんとの話を私なりに発展させて、ホスピス形態ではなく、宿坊と温泉とクリニックに!とした絵コンテを描いて、お目にかけました。 住職さん、ベタ褒めでしたよ\(^^@)/ やっぱりイメージを絵にするのはいいですね。 イメージを共有できるから、夢を現実化するためのベクトルがお互いにつかみやすくなります。 そして今日のホットニュースとして・・・多伎町久村という山里に華蔵寺(はなくらじ)という古刹があります。 どんなお寺? ググってみると・・・ 天台宗の古刹。大圓山華蔵寺といい、天平年間(729~749)行基菩薩によって開基されたと伝えられる天台宗の古刹です。本尊は大蔵大日如来、脇立は十一面観世音と毘沙門天です。 盛時は境内四町四方(約19万平方メートル)四十二坊、七堂伽藍を完備し、寺領八百石でしたが、永禄(1558~1570)のころ、尼子義久に寺領を没収されたり、数度の火災のために衰微しました。 堀尾義晴が領主となる以前、毛利輝元が寺領を寄付し、伽藍復興を始めました。松平直政が松江藩主になってからは、摩利支天を信仰、寺領十二石を寄付し、その後、伽藍の再建修築はすべて藩の手によって行われ、神門郡(かんどごおり)、飯石郡の信徒から米の喜捨を受けて本堂とともに蔵王堂、弁天堂も建立されました。なお、本堂の東南の小丘には、男女和合、縁結び、子授け、安産のご利益で知られる金勢堂があります。また、弁天堂近くに稲荷社があります。 ここの住職さんが亡くなって跡継ぎがおらず・・・鰐淵寺の住職さんにヘルプの声がかかっているそうです。 この華蔵寺なら何の障害もなくホスピスだろうと温泉だろうとできますよ、とのことでした。 そしてこの華蔵寺のすぐそばには、華蔵温泉というのがあるのだそうです。 こちらもググってみると・・・ 1200年前行基が開基し、聖武天皇ゆかりの寺として知られる大円山華蔵寺のふもとに湧き出る湯。美しい庭園が自慢の一軒宿で、静寂に包まれた癒しの湯浴みを堪能できる。 効能:やけど、皮膚病、婦人病、すり傷、切り傷。飲めば消化器系疾患に効く。 泉質:ラジウム鉱泉 湯の色:無色透明 源泉温度:25度 鰐淵寺の住職さんのお話では、この華蔵温泉宿は廃業してしまったとのことでした。 この華蔵寺と華蔵温泉は、実は昨日、宿泊した「はたご小田温泉」さんの近所でもあります。 そしてこの多伎にはすでにさまざまな温泉施設があります。 マリンタラソ出雲・道の駅キララ多伎・キララコテージ・多伎いちじく温泉 う~ん、ここから車で5分の山中で温泉&ホスピスやっていくのは難しそう・・・ ともかくこの目で見てきましょう! ということで、早めに鰐淵寺を出て、今朝来た道を戻って多伎へ。 カーナビの言うままに進みましたが・・・迷ってしまって、結局、華蔵寺&華蔵温泉には行けませんでした(カーナビも迷うようなな~にもないところでした) 自宅へ帰ってきて、早速、グーグルで地図&航空写真&ストリートビューしてみると・・・ う~ん、とてもじゃないけどダメなところでした。 鰐淵寺には、霊気・霊水・霊翠・霊寂があります。 華蔵寺&温泉には、どれもありません。 ということで・・・この案はボツ! 帰り道の高速を走りながら、今日の話を反芻してみました。 鰐淵寺でやるしかないよ! の想いはますます強くなりました。 もちろん立ちはだかる壁もますます高く堅牢になっていきます。 でも、これって学術雑誌への投稿と同じだよね、って思いました。 投稿すると、査読がボロカスに返事を返してきます。 それで諦める著者も多いわけです。 でも、それにめげずに修正して提出する。 またボロカスな返事が返ってくる。 それでも、また修正して出す・・・そのうちに・・・受理されるわけです。 やろうとしていることは「ネイチャー」クラスへの投稿なのかな? 神さまもそう簡単には!と、いろんな難題をふっかけてきます。 それも愛情ですよね。 神さまも一緒になって、すばらしい作品を創り出そうとしてるんだと思います。 今日の壁は「文化庁」 文化財・・・文化庁・・・誰か知ってる人はいないかな?・・・!!! いるいる! 蓮風先生つながりの民博の大先生が! というわけで、これからの1ヶ月は、鰐淵寺住職さんベタ褒めの絵コンテをもっと充実させて、来るべき大先生方へのデモンストレーションに備えることにしますね。 蓮風先生のつながりには、著明な文化人さんたちが数多くおられることは去年の臨床50周年記念式典で承知しております。 その時がきたら・・・お願いしてみましょう・・・だって天職NOWなんだもの。 それにしても、これだけ凹んで落ち込んで諦めてしまうシチュエーションの連続やのに、自分でも驚くほどポジティブ&ハイテンションです。 きっと神さまの推しが強力なのでしょうね。 まるで宇宙ロケットに乗せられたサルのように、大気圏外 地球周回軌道に向かってまっしぐら!な感じです。 落ち込んでるヒマなどありません。 落ちたら神さまに自爆スイッチを押されちゃうもの・・・これからも前を向いてがんばっていきますね。 前世物語  めまいの恐怖の原因はまだはっきりしません。先生はさらに尋ねました。 「ではジャックの人生で、めまいの恐怖の原因となった場面に移ってください。いくつになって何をしていますか?」 「三十五歳になっています。テーブルで一生懸命に書き物をしています。私は書くことが好きです。奥さんは隣の台所にいます。私は安心感の中でとても幸せな気持ちです。それが仕事かどうかはわかりませんが、ともかく書くことが好きなのです」  彼は落ち着いた声で続けました。 「ピンクのワンピースを着た娘が帰って来ました。父が連れて帰って来たのです。娘は父をとても恐がっていました。小さい頃から父にだけはなつかなかったのです。娘は震えています。私は父から奪い取るように引き寄せて抱きしめてあげました。父はもうずいぶん年を取っていますが、私にはまだ大きな存在のままでした。父には逆らえないまま、ここまで来てしまいました。父は帰りましたが娘は泣きべそをかいています。奥さんも娘も父を嫌って恐がっています」  少し話が見えてきたようです。先生は彼の父にポイントを絞りました。 「お父さんが死ぬ場面に進んでください。あなたはいくつになっていますか?」 「四十三歳です。父はベッドに横になっています。目を閉じて何もしゃべりません」 「そんなお父さんを見てどう思っていますか?」 「悲しみはありません。ベッドの横に銃が立て掛けてあります。私は父の銃を見ただけで嫌な気分になってしまいました。父はヒゲが白くなっています。でも私には大きくて恐い存在のままです。これでこの人から自由になれるんだ、という解放感は感じませんでした」 「お父さんはあなたに何か言い残しましたか?」 「いいえ。見下ろすような目で黙ったまま逝きました。私はとうとう一度も目を合わせることが出来ませんでした」  先生は更に場面を進めました。 「あなたが死ぬ場面にまで進んでください。あなたはいくつになって、どこにいますか?」 「五十一歳です。肺の病気が悪化したみたいです。自宅のベッドで奥さんと娘に看取られています」 「死ぬ間際に何を考えていますか?」 「穏やかな気持ちです」 「死ぬ場面を通り越してください。そして身体を離れたら教えてください」  彼女はすぐに答えました。 「宙に浮きました」 「死んだ時、宙に浮いた時に、何か決心したことはありますか?」 「自分の人生はこれで良かったんだ、と思いました」 「下を見るとジャックの遺体が見えますか?」 「はい。奥さんと娘が取りすがって泣いてくれています。愛されていたのを実感しました。二人にありがとう、って伝えたいです。これからも二人を見守っていきます」 「まわりを見て、感じてください。あなたのそばに誰か来ていませんか?」 「父がいます!」 「お父さんは何と言っていますか?」 「悪かったな、って言ってくれました」 「それを聞いて、あなたはどう思っていますか?」 「ついさっきは自分の人生はこれで良かったんだ、って思っていましたが、動物を殺すという自分が嫌なことから私は逃避し続けてきたんだ、ということに気づきました。母も父の後ろにいて笑っています」 「お母さんは何と言っていますか?」 「笑って頷いています」  先生はジャックたちを高みへと導きました。