2015年1月13日火曜日
おはようさん 2015.1.13.
今日は火事以降の医院の帳簿付けがメインのお仕事でした。
いつもなら2時間で終わる会計仕事ですが、今回は全く違った内容なので半日かかってしまいました(^^ゞ
手提げ金庫の中の現金も何だか???だったけど、まぁ、火事後いろいろあったので正直、よくわかりません。
夜は関西医大脳外科時代の先輩が「励ます会」をして下さいました。
この先輩は民間病院の副院長となって20年だとか・・・このまま勤務医で終わるよ、って言いながら、幸せの言霊があふれ出ていました。
今はけっこう悠々自適に勤務医を楽しんでおられるお話を聞きながら・・・先輩のこれからに幸多かれ!と心から願いました。
私がこれから進む道のことも、ちゃんと分かってくれて、あたたかく見守って下さいます。
うれしいですね。 そう、見習わなくちゃ。
美味しい懐石料理をごちそうになりながら、いろんなお話をうかがいました。
孫ができて、奥さんと旅行に行って、庭で盆栽を育てて、時々は講演会でしゃべって・・・
もちろん心配事や辛いこともあるのですが、それでも今を楽しんでおられる姿がとても幸せそうでした。
人の幸せそうな姿を見るのはいいですね。
こちらまで幸せになれます。
20代の若い脳外科医時代・・・あの頃の脳外科医はグリーンベレーだと言われていました。
派遣病院の限られた検査器械と手術道具で臨機応変に即座に治療することが求められていた脳外科の創生期でした。
まるで戦争のような日々を生き抜いてきたので・・・先輩とは戦友でもあります。
今、互いに還暦近くになり、あの頃、必死でがんばってきたからこそ、今のおだやかな幸せを喜び、互いのこれからが幸多かれ!と心から願うことができるのですね。
前世物語
「今回の人生で自分を愛することができた、未来の私の姿をちょっと見せてください」
「家族と車に乗って旅行に行ってます。五十歳くらいになっています。ものすごく楽しそうです。家族も楽しそうです」
「その楽しそうな未来のあなたに、今のうつ状態について何かアドバイスをもらってください」
「むずかしく考えるのはやめなさい。楽しみなさい。家族と共にいる時に楽しみをよく味わいなさい」
「未来のあなたとしっかりと握手します。どんな感じがしますか?」
「愛情が伝わってきます」
「今の私に出来るかなぁ?」
「絶対にできます、見守ってくれる人がいるから絶対できる、と言ってます」
「あなたも応援してくれますか?」
「みんな応援してくれてる、って言ってます」
「また暗い気分になったら、どうすればいいのですか?」
「いつも自分を愛していなさい。自分を守ってくれている人を感じていなさい。家族を愛しなさい。その愛情を味わいなさい。そうすれば暗い状況からすぐに回復します」
「もう一度光の中に戻って、そして何かアドバイスをください、と聞いてください」
「とにかく自分を愛しなさい。それが原点です」
「うつ病になったのも順調ですか?」
「予定通りといってます」
「このうつ病は治りますか?」
「治ると言っています」
「これからも辛い時、あなたのところに戻って来てもいいですか?」
「かまわない、と言っています」
この症例は先の「しのさん」の症例の裏返しにあたります。キーワードは愛です。「自分を大切にできない理由は現世の欲望にとらわれすぎているから」と裕福な人生の裏返しを見せてくれました。人生を楽しむとは現世の欲望を満たすことではない、ということをはっきりと示してくれた人生でした。
今回の人生の目的は「愛」であり、具体的には「自分のまわりにいる人たち、家族を愛しなさい。となりの人を愛しなさい。自分を愛しなさい・・・なにより自分を愛しなさい。そうするとあなたの家族も隣人も愛せるようになります」と優しく諭してくれました。キリストをはじめ、大勢の人たちが何度も何度も言い続けている真理です。
「どうやったら自分を愛せるのですか?」
「あなたは光の子です。そのことをいつも思っていなさい」
これも宗教、宗派を越えた宇宙の真理です。すべての宗教、宗派の開祖や中興の祖は、きっとこの宇宙の真理に触れたのでしょう。そしてこの真理をすべての人々に伝えようと、体現してもらおうと、その時代時代に最適な方法を考え尽くしたのです。現世の欲望にとらわれている人々に簡単明瞭な方法はないか・・・開祖たちの魂の叫び声が聞こえてくるようだ、と先生は言いました。念仏、マントラ、呪文、唱和、賛美歌などの瞑想系。経文、聖書、絵画、音楽などの教義系、巡礼、踊り、座禅、ヨガ、五体投地などの肉体系。秘薬、麻薬などによる薬物系。それぞれを組み合わせて何とか人々をこの「愛」
に導こうとしてきた、先人たちの凄まじい想念のエネルギーを感じる、と先生は言います。この先人たち想念の嵐に奥山君の人生は飲み込まれてしまったのかもしれません。彼は今、開祖たちが歩いてきた道を辿りながら、彼らの想念のエネルギーを統合しているのかもしれません。そんな彼と再会した私の人生もますます面白くなってくるようです。
この症例では、うつ病の原因についても光に尋ねました。うつ病の原因を光は「あなたがあなた自身を愛していなかったから」だと言い切りました。うつ病の原因が全てこうだとは言えません。この症例ではこう答えが返ってきただけなのかもしれません。しかし、うつ病の癒し方を光はこのように言っています。
「あなたは光の子です。そのことをいつも思っていなさい」
「いつも自分を愛していなさい。自分を守ってくれている人を感じていなさい。家族を愛しなさい。その愛情を味わいなさい。そうすれば暗い状況からすぐに回復します」
この言葉はうつ病の方々に共通する癒しの言葉のようだね、と先生も言っています。私は全ての心の病の方々に必要な癒し言葉だと思いました。
心の病の方は心を固く閉ざしていることがあります。癒しの言葉にもなかなか耳を傾けてはくれません。強く拒絶されることだってあります。例え罵詈雑言を浴びせかけられても、お念仏のように、ただひたすらに、この癒し言葉を誰かが唱えてあげたら、いつかきっと心が開く時がやって来るのです。そして、この癒し言葉を心の病の方に唱え続けた人は、心の病の方を鏡として自らの姿を見ることが出来ます。自分の存在を実感することが出来るのです。その心は自信に満ちて輝きを増していきます。「あなたは光の子です。守られていますよ」と唱え続けてあげましょう。心の病の方のために、そして自分の愛を育むためにも。