2014年10月5日日曜日

おはようさん 2014.10.5.

人体科学会刊行の「Mind-Body Science」さんから執筆依頼をいただきました。 「健康」とか「爽快」とかの怪しい雑誌ではありませんよ。 京都大学医学研究科 高次脳形態学教室さんからのご依頼です。 締め切りまではまだ時間がたっぷりあるので、ゆっくりとネタを熟成させていこうと思っています。 さて、お題は「過去生記憶の意義(前世療法の癒やし)」 池川先生をはじめとする、名だたる諸先生方の中だと、つい大阪人のDNAが爆発してオチを付けたくなりますが、ここはジッと我慢して・・・ムズムズ(;^^)ヘ.. クライアントさんからは「小誌「Mind-Body Science」はそうした一般会員も読者対象としておりますため、ご執筆にあたりましては、一般の読者を想定して頂き、できるだけわかりやすくご執筆下さりますようお願い致します。」とのことで、簡単に分かりやすく書きたいと思っています。 さて・・・ まず最初に、前世療法の流れをご紹介しないといけませんね。 催眠誘導して → 過去生のいくつかの場面を見て → 過去生での死の場面を体験して → 魂・意識体となって昇っていきながら、その過去生を顧みながら何かに気づいて → その過去生と今生を同時に顧みながら何かに気づいて → 光さん(神さま・大いなる存在・守護神などなど)との対話へ(事前に光さんへ尋ねたいこと・知りたいこと・会いたい人などを聞き取っています) → 過去生の自分との対話 → 今生の未来の自分:未来生の自分との対話 → 人生の暗黒面トリガーとの対話 → インナーチャイルドとの対話 → 光さんからの祝福  (これだけのことを2時間でやってしまうのって、すごいでしょう!) 前世療法の意義ですが・・・ 1)死の恐怖を手放せます。 何度も死の体験を繰り返していると、死への恐怖が薄まります。すると不安神経症や強迫神経症が治ってしまうことが多々あります。 2)今、やるべきこと、進むべき道が見えてきます。 ひとつのワークの中で、光さんへの質問毎に「今、やるべきことは何ですか?」と尋ねます。 光さんの好きな答えがふたつあって、ひとつは「早寝早起きしなさい」 もうひとつは「部屋の掃除をしなさい」です。 癌を治すために、ソウルメイトと出会うために、天職に巡り会うために、早寝早起&部屋の掃除がどのように効果を発揮するのかはわかりませんが、確かに「ご利益」はあるようです。 3)今、抱えている問題から自由になれます。 どんな問題にも、原因と意味と解決方法が必ずあります。 病気なら、病気の本当の原因・病気からの学び・ 治し方を光さんは教えてくれます。 人間関係なら、その人との過去生での関係・その人間関係からの学び・その人とのこれからのつきあい方を光さんは語ってくれます。 生まれてきた意味・生きている意味・人生の目的・これからの使命・天職・ソウルメイト・・・それを知って、明日から元気に自分の人生を歩み出してくれれば、それでいいじゃないですか。 4)亡くなった人との再会ができます。 愛する人(子供、伴侶など)に先立たれた悲しみは、時を止めてしまいます。 他人は「時が癒やしてくれるよ」なんて簡単に言いますが、何年、何十年と「時が止まったまま」の方々にこの前世療法を行い、光さんに見守られながら亡くなった人と再会し、抱き合い、心を通じ合うと、再びその方の「時」が動き始めます。 幻覚、夢、妄想・・・だって良いのです。それで救われ、日常生活に笑顔が戻り、仕事や家事を昔通りできるようになれば、どんな向精神薬や精神療法よりもCOOLだと思います。 5)この前世療法を受けに来られる方は、みなさん、今生の大節目に立っておられます。 ご本人がそれに気づいていようがいまいが、どんな問題を抱えておられようが、ワークをしていくと、今が今生最大の人生の節目だということに気づかれます。 今のまま、このままの一本道を明日からも歩んでいくのか? 光さんが見せてくれた、新しい道を歩んでいくのか? どっちの道を行け!とは光さんは言いません。 ただ「こっちの道もあるよ、でもどっちの道も正解だよ、あなたの人生だからあなたが決めれば、それが正解だよ」というニュアンスで、光さんは決してその人の人生に介入はしてきません。 この中立さ(ある意味、いいかげんさ)があるからこそ、私はこの前世療法を介して、何か大きな力に導かれてやって来た人たちを光さんとの対話へとガイドしています。 おっと・・・このまま勢いでお原稿を書き上げてしまいそうなので、今日はここまで。 ******  *******  *******  ****** 前世療法の成果のご報告を募集します! 人体科学会刊行の「Mind-Body Science」からのお原稿依頼を受けました。 イントロダクション        大門正幸(中部大学) 医療現場での死を超越した現象・体験 稲葉敏郎(東京大学)        臨死体験と脳   カール・ベッカー(京都大学) 3.11後の死後存続を示唆する現象 金田諦應(通大寺住職) 中間生記憶(広義の胎内記憶)の意義 池川 明(池川クリニック医院長) 過去生記憶の意義(前世療法の癒し)  奥山輝実(奥山医院医院長) 日本における生まれ変わり思想の展開  岡本 聡(中部大学) そこで執筆の参考にしたいので、当院の前世療法をお受けになられた方々のその後の 人生観の変化・生きがいの創造感・身体&精神的変化 などをご報告いただければ幸いです。 ・原稿には症例としてイニシャル・年齢を載せるかもしれません。 ・当院での前世療法のみを対象とさせていただきます。 ・ご報告の謝礼はありません。 よろしくお願いいたしますね(*⌒▽⌒*) *******  *******  ********  ******* 前世物語 「先生、今度これで湯葉巻きを作ってあげるからね。こう見えても手料理には私、自信があるんだから」  私はとても幸せでした。このまま美味しいお酒を飲みすぎても、先生は何も咎とがめないでしょう。 「大丈夫だよ、朝粥をいただいてからバイクでかっ飛ばせば、朝の外来には間に合うよ。それにその革ジャンだと、看護婦さんたちにも二人の朝帰りはバレないからね」  そう言われることはわかっています。私の中で二つの愛が葛藤しています。  私はこの気持ちを話題にしてみました。 「この前の患者さんは一連の愛のワークが終わった後、愛するがために、愛を独占しようとしたがために、自分の心の奥底に憎悪と悲しみを募らせてしまった、と言っていました。今の私は、この目の前のお酒を一気に飲み干して先生の全てを独占してしまいたい、という熱い想いがあります。そして、今の心と魂の愛をもっと育んでいきたい、という眩しい想いもあります。ある意味で今の私は彼女と同じなのです。この愛から生まれた熱い想いは、いつ憎悪と悲しみに変わるかもしれません。先生、どうしたらいいのでしょうか?」  私は薩摩切子を手に取りました。先生はお銚子を眺めながら言いました。 「この人間界ではなかなか心が通じ合わないだろう。肉体を離れて魂に戻れば他の魂の想いがすべてわかることに比べると、ここはとても不便な世界だよね。美子さんも知っているように、私たちはわざわざ想いが通じ合わない世界を選んで生まれてきたんだ。魂の世界では愛を純粋に磨き上げていくことは出来るが、それは理論哲学的な愛であって、言わばクリスタルの愛になってしまうんだ。愛のクリスタルが純粋であればあるほど、それは巨大な愛のエネルギーを増幅することが出来るようになるんだ。つまり、より眩しく輝けるようになるんだよ。その究極は神々の光のように・・・だね。魂の愛を磨きあうだけなら肉体など持たずに魂のままでいる方が勉強になるはずだろう。想いが全て通じ合うのだからね。  と言うことは、私たちが人間界で生きていることにも重要な役割があるはずなんだ。ここは愛についての実践哲学的なセミナーなんだろうね。人間界では肉体と制限された時空間があり、心が通じ合わないが故に憎悪や悲しみなどのネガティブな感情、独占欲と嫉妬、そして制御不能な熱い想いなどが生じてくるんだ。肉体を持っている限り、あらゆる煩悩が襲いかかってくるからね、とてもじゃないけど、愛を純粋無垢に研ぎ澄ましていくことなど出来るはずがないんだよ。それは魂の世界にお任せ、なんだよ。