2015年10月7日水曜日
おはようさん 2015.10.7.
先日の虚構新聞で、とても面白い事件がありました。
ことの起こりは、虚構新聞が「シャープがプの○をタニタに売却して、シャーフになった」というニュースを18:00に流したことでした。
すぐにシャープ公式Twitterが反応しました(18:51)
「弊社シャープの○を紛失したため、探してください。(株)シャーフ」
ここからスピード勝負です。
まずはまったく関係のない阪急電車が反応します。
「ぱんきゅうでんてつ」(19:07)
19:26にはパイン飴が○の代わりに◎の提供を名乗り出ます。
21:43 タニタが社長自ら「(株)タニタ○」と反応します。
22:14 日産自動車がスカイラインのテールランプに○を見つけたと反応します。
22:31 タニタからシャーフに○を返還します。
22:39 ○の返還が相次いだため、「シャープ○○○株式会社」と名乗り、余った○は今後の備えとして保管する旨の発表があって幕が下りました。
この騒動に加わったのは、どこも大企業ばかりです。
TwitterというSNSの世界と言っても、そこは公式アカウントです。
一歩間違えば大炎上の危険性もあります。
私はこの騒動から、シャープはまだまだ大丈夫だ、と確信しました。
1時間でウィットに富んだ反応が出来るってことは、企業組織体がとても柔軟でスピーディだということです。
熱いモノに触ったらアチッと手を引っ込める脊髄反射レベルの瞬発力がない企業体はSNS世界=高感度情報化社会では生きていけません。
今回の騒動に参加したシャープ・阪急電鉄・パイン飴本舗・日産自動車・タニタは、卓越した危機管理能力を持っていると言えます。
特にタニタは4時間で社長自らが反応しています。
企業体のトップまで情報が上り、社長も瞬時に決断して下ろし実行させるのに4時間かかったわけです。
4時間は大災害の際の企業体の意思決定時間としてはとても早い方でしょう。
90分以内に反応した阪急電車とパイン飴本舗は感動的です。
特にパイン飴本舗のエスプリは素晴らしかったです。
こういう会社は近未来にきっと新製品で大ヒットしてくれるでしょう。
パイン飴本舗の株は買いですよ。
中谷彰宏先生も著書や塾でスピードの大切さを強調されています。
スピードと柔軟性は正比例することがこの騒動で実証されました。
たかがSNS・・・ですか?
(中谷先生にこの虚構新聞ネタをご紹介メールしましたがスルーされちゃいました。塾の良きネタだと思ったのですがねぇ)
例えばソニーが凋落する前には、この柔軟性が消失していましたよね。
高感度情報化社会で伸びていくには、企業組織体としての反射力、瞬発力、そしてスピード&柔軟性がとても大切な要素になります。
柔軟性&スピードはツッコミ力です。
グーグルやアップルになるのは難しいけれど、彼らのテンションにノルことは出来ます。
どんな企業でも、グーグルやアップルと同じ高感度情報化社会のハイテンションな波動を共有することができるのです。