2015年10月18日日曜日
おはようさん 2015.10.18.
今日はマハリシ・アーユルヴェーダ脈診研修会のお手伝いをしてきました。
まだ初級なのですが、参加された医療関係者のみなさんの真摯な姿と脈を診る初々しい手つきに、萌えちゃいました。
このグループの未来は明るいぞ!
中谷映画塾のおかげで、映画を観る楽しさが蘇ってきました。
ただ、中谷先生のベクトルと私のベクトルはかなり毛色が違っています。
自分の感性でチョイスした映画をどんどん観ていくにつれて、笑いどころやツッコミどころの違和感は大きくなってきました。
だったら、マイ映画塾をすればいいじゃん!
ということで、今日観てきた映画の感想を・・・
「ロバート・アルトマン:ハリウッドで最も嫌われ、そして愛された男」
経験も知識も技術の皆無の若者が、嘘八百を並び立てて映画界に潜り込んで・・・現場で撮影・脚本・監督などのすべてを学んできて・・・映画を作り始めます。
ルート66、コンバット・・・
作る映画はどれも独創的過ぎるので出入禁止の映画会社が増えていきますが・・・ラッキーですねぇ、必ず誰かが拾ってくれます。
M☆A☆S☆H は大当たりしますが、その後はハズレばかり。
破産寸前に全財産100万円を競馬の大穴(倍率200倍)にかけます・・・すると大当たり! そのままラスベガスに行ってギャンブルに! さらに大当たり!でひと財産を築いてしまいます。
奥さん曰く「あの時、当たっていなかったら、今、私はここにいません」
その後も独創的な映画を作り続けます。
印象的だったのは、奥さんの言葉(前述)。そして奥さんと子供たちがいつも彼を見守っていたことでした。
オスカー特別賞授賞式で客席の奥さんに向かって「I love you」を叫んでいる姿に感動しました。
やっぱりいい女がいい男を育てるんだなぁ。
映画の独創的な才能も金運も仕事運も、彼のどこから湧き出してきたのかはわかりませんが、映画で語られなかった日々の中にきっとすごい努力と勉強があったんだろうな、と思います。
映画CMから・・・
アルトマンらしさ:Altmanesque
1)現実をありのままに描写、社会批判的、ジャンルの転覆。
2)ありきたりな規範に逆らう。
3)破壊不能なこと。
生誕90周年!
アメリカ・インディペンデント映画の父、ロバート・アルトマンに迫る 初のドキュメンタリー!
“型破り”という名の王道を築いたー
最高にユニークな巨匠の人生、山あり谷あり!
『M★A★S★H マッシュ』『ロング・グッドバイ』『ナッシュビル』『ザ・プレイヤー』『ショート・カッツ』… 鋭くも愛情ある視線で、人間の、アメリカの、時代のありのままの姿を赤裸々に描いてきたロバート・アルトマン。本作で明かされる彼の人生はまさに波乱万丈。嘘八百で映画業界にもぐりこみ、独学で映画制作を学び、ヒッチコックに見出されて大出世!ハリウッド映画デビューを果たすも、自分流に映画を撮ってクビに。45歳で撮った『M★A★S★H マッシュ』はカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞。そして、興行的にも大ヒット!一目を置かれ る存在になるも、ハリウッドとは相容れない。システムに頼らず、ジャンルを壊し、タブーを恐れず、撮影・録音方法に革命を起こし、自由に映画を撮りつづけた。81年の生涯で、カンヌ、ベルリン、ヴェネチア映画祭すべてで最高賞を受賞(70年代以降アルトマンただ一人の快挙!)。ついにはアカデミー賞をも受賞。アルトマンの“型破り”はいつしか、みなが仰ぎ見る“王道”になっていたーー今日「インディペンデント映画」と謳われる映画のルーツは、この男にある。
ギャンブラー、家庭人、パーティー好き、問題児、アーティスト、放浪者ー
アルトマンの知られざる素顔、そしてアルトマン映画の裏側に迫る!
妻キャスリン全面協力のもと、現場での貴重なオフショットやメイキング、度肝を抜かれる初期の産業映画や未公開作品、微笑ましいホームムービーなど、センスよく選び抜かれた映像とともにひもとかれる、人間・アルトマン。豪快なギャンブラーでありながら、優しき家庭人でもあった彼の意外な素顔の数々。お偉方の言うことには耳を傾けない一方で、俳優を家族のように大切にしたー。ジュリアン・ムーア、ポール・トーマス・アンダーソン、ブルース・ウィリス、エリオット・グールドなど、アルトマンを敬愛する俳優や監督が「アルトマンらしさ(アルトマネスク)」を語り、本人も登場!映画人が愛さずにはいられなかったアルトマンの魅力に、私たちも心を奪われること間違いなし。そして、アルトマンの肉声によって明かされる、誰も知らない「アルトマン映画の裏側」。ただ映画を愛し、最後の最後まで映画を作り続けた。その姿に、そして彼が魅了され続けた「映画」という存在そのものの大きさに胸をうたれる。