2015年10月27日火曜日

おはようさん 2015.10.27.

軍師中谷彰宏先生にアドバイスいただいた、私が新医院で着る「ハレ舞台用」の白衣をオーダーしに、心斎橋麻布テーラーさんに行ってきました。 中谷先生曰く「TVの取材が入った時のためにネ」 確かに服を作れば、あとからそれに似合った出来事が舞い込むことは、中谷塾に通い出してから何度もありました。だから今回も何の??もなく、直行した次第です。 麻布さんにとっては、きっとめんどくさいオーダーだから、開店直後のお昼間に伺いました。 お店に入ってすぐに、前回、採寸してくださった店員さんがいたのでホッとひと息。 (中谷塾では素美子さんの次に心臓の毛が濃いと思われてるかもしれへんけど、実は小心者なのです(;^^)ヘ..) 「ドクターの白ジャケットを作りたい旨伝えると、案の定、それは初めてだとか。 そこで断らないのが麻布さんの良いところです。 ダンディな店長さんと、何冊もの生地見本をひっくり返しながら探して下さいました。 ウール生地は、どれもわずかに生成りが入ってしまいます。 やっぱり羊さんの毛ですからね。よほど漂白しないかぎり「白」は出せないのでしょう。 綿生地なら「白」があったので、そのうちの一番手触りの良い生地を選びました。 採寸は前回のスーツ通りで・・・ただ、白衣ジャケットですからポケットは麻布さんのお薦めの通りに変えました。 袖ボタンは3つをチョイス。ボタンは焼水牛に。 裏地は小さなダイヤモンド柄の入った薄いベージュ生地をチョイスです。もちろんケプラーで(女子にはわかりますよね) 仕事着ですからセンターベンツに、前は2つボタンです。 さぁ どんな白衣ジャケットが出来上がるかな? 麻布テーラーさんのHPを観てたら(休日確認のため)コートフェアーをされていました。 冬コート・・・ありません(10年以上前のだったらあるけどネ(^^ゞ これも善き機会! 新たに作ることにしました。 軍師中谷先生にメールで相談して「いいですね」をいただいたので、自信たっぷりに麻布さんにオーダーできました。 軍師からはコートオーダーの極意を3ついただきました。 1)最高のスーツを着ていくべし。 2)エレガントに。 3)タイトに。 私が選んだのはチェスターフィールドコート。 だってタキシードでもOKだからネ。 コートもまずは生地選びから。 やっぱり黒でしょう・・・と麻布さんと意見が一致して。 さぁ「エレガント」をどう表現するか?・・・麻布さんも悩みます。 中谷塾でやった「コートを女性に預ける仕草」を思い出しながら、「エレガント」は女性がコートに触った時に感じる柔らかさ・暖かさ・軽さですよね、ということになりました。 女性って何でもないのに服を触って触感を楽しみますものね。 ということでカシミヤをチョイスしました。(お財布はちょっと涙目に(;^^)ヘ..) ボタンを選んで、裏地も選んで・・・裏地を深紅にしようかしらと思ったけど、さすがに麻布さんに止められました。 「タイトに」を呪文のように唱えながら採寸していただきました。 中谷塾仕込みの姿勢で採寸すると、胸囲が驚異的に広がっていて、なかなかパターンに合わないのですが、そこは麻布さん、見事に合わせてくださいました。 最後の裾丈合わせ・・・これが超難関になりました。 何回仕付けなおしていただいたことでしょう。 1cmでもこんなにイメージが変わるってことを実体験させていただけました。 ズボンの裾ではわからない世界です。 女子のスカート丈もこんな感じなのですねぇ。 膝上何センチの世界の恐ろしさを学べて良かったです。 2時間近く麻布さんを困らせたお客さまになってしまいましたが、麻布さんも結構、楽しんでくださったみたいです。よかった&よかった。 12月の大阪中谷塾には着ていけるかな。乞うご期待です(軍師中谷先生も楽しみにされております) 麻布さんのHPには、コートのことが詳しく載っていたのでとてもお勉強になりました。 みなさんにもご供覧しますね。 CHESTERFIELD COAT チェスターフィールドコートは19世紀に英国貴族、チェスターフィールド伯爵が始めて着た事が由来とされている昼夜兼用の正礼装にも使えるトップコート。衿は菱衿で、前釦を隠す比翼仕立てがもっとも正式とされています。身体に沿った適度なウエストシェイプが特徴で、貴族の着用が発祥である事が象徴するように、エレガントなフォーマルスタイルを完成させるアイテムとして現代でもフォーマルコート、またクラシックコートとして代表格のコートデザインとしてメンズファッションには欠かせないものとなっています。 麻布テーラーが考えるチェスターフィールドコートは世界を駆け巡るビジネスマン、「ジェット・セッター」がコンセプトです。移動時にはジーンズなどカジュアルアイテムとの相性を考慮、軽くソフトな着心地をキープするため芯地を省いたスポルベリーノと呼ばれる1枚仕立てもご用意。 短めのコート丈でコンパクトな仕上がりになっているのも特徴です。もちろん基本的にはクラシックデザインがベースになっているため、ビジネス、フォーマルシーンにも相性は抜群です。前身ごろが一枚裁断でダーツ処理によってシェイプ、立体的な丸みのあるシルエットも特徴です。 TRENCH COAT トレンチコートの起源はイギリス軍が第一次世界大戦の寒冷な欧州において「トレンチ(塹壕)」での戦いに対応するため、防水型の軍用コートとして開発したものです。運動性を考慮したラグランスリーブ、雨風を防ぐためのチンストラップや前あわせを補強するストームフラップと袖口とウエストベルト、双眼鏡や拳銃の紐を固定するため、肩に付けられたエポーレット、ウエストベルトに付けられた手榴弾などを吊るすためのDカンなど、軍服としての名残をもっとも多く残しているコートと言えるでしょう。実用性が高く、かつ外観的にも機能美優れることから1930年代以降、メンズファッションにおいて定番アイテムとなりました。 憧れの象徴は「ハンフリー・ボガート」、大人の格好良さを象徴してきたトレンチコートが現代的なユーティリティーコートとして進化しました。 ドレスウェアーに調和したシャープな印象のセットインスリーブ、シェイプされたシルエットはスーツスタイルにフィット。カジュアルコーディネイトにも適したショート丈によってシェイプを形成しています。落下防止を考慮したウエストと袖口のベルトやモダンシルエット、クラシックなディテールと合理性が調和した麻布流トレンチコートです。 ULSTER COAT アルスターとはアイルランド島北東部の州名で、ここで着られていたコート、または同地方で生産されていた厚手のウール地を使用していた事がアルスターコートの由来とされています。上衿と下衿がほぼ同等なデザインのアルスターカラーが特徴のこのコートは、防寒用のオーバーコートの元祖とされていて、英国人の旅行者として流行し、世界に広まりました。衿のデザインの他、クラシカルで防寒を目的とした、ターンナップカフス(折り返し式袖口)や背裾のインバーデッド・プリーツ(箱ひだ式プリーツ)なども象徴的なディテールです。 この伝統的なアルスターコート、現在ではイタリア伊達男たちの定番とも言われています。その理由はノスタルジックな趣とカジュアル要素の強いディテール、デザインによるリラックス感にあると言えるでしょう。麻布テーラーではこの趣のある伝統的なオーバーコートをビジネスシーンにもご提案致します。カジュアルテイストのターンナップカフスをスーツ同様の釦止めにして程よいドレスイメージを加味しました。また、コート丈を少し短めに設定し、センターベント式にする事によって運動性も高めました。ノスタルジックな衿のデザインやバックベルトなどはそのままに、着こなしの幅を広げた現代的なアルスターコートとして進化致しております。 PEA COAT ピーコートはオランダ語でラシャ(毛織物)のコートを意味する「pij jakker」が由来とされており、英語では「pea coat」と呼ばれるようになりました。 19世紀末からイギリス海軍が艦船用の軍服として着用していた他、漁師たちの間でも着用されていました。幅広の衿にハンドウォーマーポケット、錨をあしらった釦などが特徴的で、艦橋や看板などにおいて厳しい気象条件で使用することから、ショート丈で風向きによって左右の前あわせを変える事が出来る事も機能的な特徴です。 元々アメリカンカジュアルの代表アイテムとして流行したピーコートは、その短めの上着丈や錨をあしらった釦からカジュアルな印象が強いアイテムです。麻布テーラーではこのカジュアルアイテムをよりスタイリッシュにアレンジ、オーバーコートとしての要素を取り入れました。クラッシックな釦仕様、少し着丈を長く取り全体的にシャープなシェイプラインを形成する事により、スーツスタイルに調和するように仕上げました。 P.S. 麻布テーラーさんのお見送りを受けながらエレベーターに乗って振り向くと・・・ 別会社の美人受付嬢さんたちの熱い視線が・・・ 「言いなりにして」の芽が美人受付嬢さんたちの目の中に芽生えたのを見逃しませんでしたよ。モテ期はまだまだ続く・・・かしらむ(*^^)v