2015年10月6日火曜日
おはようさん 2015.10.6.
東京中谷塾の瑤子ちゃんは有名研修&ボイトレオフィスのドンです。
最近、面接指導で11連敗して凹んでいることが塾のツッコミどころになっています。
その話を聞きながら思い出すのは、脳外科研究室時代です。
私がいただいた課題はネコを使った実験でした。
うちの研究室では初めてのネコ実験・・・つまり実験道具もノウハウも皆無でした。
東急ハンズで木材を買ってきて自作したり、代用できそうな工具を探してきたり・・・なかなか悲惨な第一歩でした。
担当教官がこれまたどうしようもない**で、実験ノウハウもコンセプトも見通しも・・・ともかく何もない&誰にも頼れない状況でした。
そんな中、一度だけ京大脳外科研究室の実験を見せていただくチャンスがありました。
実験のコツを伺うと・・・
「100回目までは失敗する」
実際に実験を始めると、完璧にやっているのに失敗の連続でした。
失敗の原因も分かりません。
それでも続けていきました。
40回を超えた頃から、成功することが時々ありました。
60回を超えると、成功が続きました。
なぜこんなにうまくいくのか、分かりません。
慣れてきたからだな、と思っていました。
ネコの実験は私だけで終わってしまいましたが、研究室の後輩には
「どんな実験も最初の50回は失敗しろ!」と語っていました。
瑤子ちゃんの11連敗の話を聞きながら、
瑤子ちゃんはステージアップしてきて、今は新しいステージの始まりを体験してるんだな、と思いました。
新ステージの始まりだから失敗の連続も当たり前です。
11連敗なんて甘い甘い。
最初から50連敗するのが当たり前だと思っていると、余裕ですよね。
100連敗が宇宙の法則なら、サッサと100連敗しちゃえばいいのです。
101回目からは連戦連勝が待っているのですから。
余裕オーラは、悲惨な経験が熟成発酵して醸し出されてくるのです。
一生懸命やってもダメな時はダメなのです。
完璧だ!と自信満々でもダメな時はダメなのです。
そこで凹んだり、ジタバタしても仕方ありません。
翌日、再び淡々とチャレンジするしかないのです。
50連敗、100連敗・・・そのうちに連戦連勝をゲットできるのですから。あきらめさえしなければネ。
昨日、今日と日本人科学者さんがノーベル賞を受賞されました。
皆さん、淡々とチャレンジを繰り返されての結果です。
100連敗どころのチャレンジじゃないはずです。
自分の直感を信じて何十年もかけて続けたチャレンジの成果です。
「失敗は成功の素」
一生懸命にチャレンジしての失敗を繰り返していけば、必ず成功に繋がるよって教えです。
この失敗は成功に繋がると確信できる=自己肯定感の高さですね。
自分を信じる。
神さまを信じる。
宇宙を信じる。
どれも同じ自己肯定感なのです。
P.S.
「愛を信じる」のも同じですよ。
瑤子ちゃんのHP
http://aim-yoko.com/index.html