2016年9月4日日曜日
ごきげんさん 2016.9.4.
「漢方で頭痛は治りますか?」とよく聞かれます。
もちろん、治ります!
西洋医学の薬は、「偏頭痛の特効薬」と「なんでも鎮痛剤」に大別されます。
漢方で頭痛を弁証すると・・・易経ではないけれど32種類以上の漢方薬を使い分けます。
これが「漢方治療はオーダーメイド」の証です。
シン・ゴジラを倒す手段として、欧米を中心とする国連は核弾頭:人類の叡智の炎しかないと主張します。
これが「なんでも鎮痛剤」です。
頭痛というゴジラを核爆弾の紅蓮の炎で焼き尽くしてしまう・・・ほら、治ったでしょう!です。
もう1匹出てくれば、もちろん核弾頭をもう一発!です。
漢方治療はゴジラのエネルギー源を抑えます(これ以上はネタバレなのでNGですね)
頭痛でも腹診や脈診をします。手足の経穴経絡も診ます。
頭痛を恥骨の上方の打鍼で治すこともあります。
陰陽五行と経穴経絡を知っていれば、診察も治療もガッテンしていただけますが、
西洋医学オンリーな先生方には???な医世界です。
東洋医学では生物が生物たるゆえんの生命エネルギーを診ることができますが、
西洋医学はデカルトでNGです。
氣がからんだ頭痛は「なんでも鎮痛剤」では治せません。
頭痛が消えると同時に、正常な意識も健康も消えてしまいます。
体内を流れている氣だけではなく、体表外にも衛気がひろがり、流れています。
鍼灸でやっと治せるかどうか・・の高次元な世界です。
体表外の氣は、花の香りに似ています。
見えないけど、花の周辺で感じ取れるでしょう。
花の香りを良くするには、肥料をあげたり、水やりしたりします。
血や水を良くする漢方薬と同じです。
漢方鍼灸治療は、患者さまの花を美しく香り、咲いていただくお手伝いの治療法なのです。
P.S.
もちろん枯れ木にも美しい花を咲かしてごらんにいれましょう!