2016年9月28日水曜日
ごきげんさん 2016.9.28.
「最近、仕事中に溜息ばかりついてしまいます。チームの士気に関わる、と上司に怒られました。同僚は、心療内科で診てもらったら、と言います。私はどうしたらいいでしょうか?」とのお尋ねです。
今年はしぶとい秋雨前線の影響で、夏の湿痰が秋の夜風に冷やされて、風邪をこじらせている方も多いですが、
こころまで水毒の湿濁で覆われると、溜息ばかりのやる気なしに陥ってしまいます。
心神気虚。
これに陽虚・陰虚・血虚・心腎不交などが加わると、動悸・口内炎・四肢厥冷・不眠多夢などの心身症となります。
さて、夏に激辛を過食しませんでしたか? もちろん冷えたビールで。
腎ー脾ー肝ー肺ー心のアンバランスによる心気虚や心血虚が考えられます。
(東洋医学では、やはりご本人に直接触れなければ、診断できません)
仕事中・溜息・上司 のキーワードで、大きな会社では産業医経由の心療内科送りになるでしょう。
しばらく休業して、早寝早起き&朝夕の散歩&小食療法をすると治る方が多いです。グルテンフリーを試してみるのも良いですね。
(抗うつ薬・睡眠導入剤・抗不安剤などを飲まされるのが難点ですが・・・休業するためには仕方ありません)
休業も精神薬も嫌!な方は・・・
早寝早起き&散歩&小食療法を行いながら、漢方治療&鍼灸治療を続けましょう。
心神のバランスを整えるのには時間がかかりますので、じっくりと治療を続ける覚悟が要ります。
外気功で脳の中、大脳辺縁系を診ると、ストレスでこの辺縁系が腫れ上がっている方や尾状核・松果体が萎縮している方などがおられます。
注:大脳辺縁系(だいのうへんえんけい、英: limbic system)は、大脳の奥深くに存在する尾状核、被殻からなる大脳基底核の外側を取り巻くようにある。人間の脳で情動の表出、意欲、そして記憶や自律神経活動に関与している複数の構造物の総称である。たくましく生きるための生の営みを担っており、個体維持、種族保存といった基本的な生命活動を推進させ、本能行動と情動行動を起こさせる素になっている。海馬と扁桃体はそれぞれ記憶の形成と情動の発現に大きな役割を果たしている。
元々、内面下の「もうこの仕事は嫌だ」「あの上司は嫌いだ」の強いストレスが、大脳辺縁系の「氣」を滞らせてしまっているわけです。
溜息&気虚の原因に気づきました。さぁ あなたはどうしますか?
気虚を整えたり、脳の氣を補う治療は出来ますが、
生き方を決めるのはあなたですよ。