2016年9月29日木曜日

ごきげんさん 2016.9.29.

大脳辺縁系と氣のお話 脳の中心部に大脳辺縁系があります。 PCに例えると、大脳は記憶装置、大脳辺縁系はCPUとグラフィックボードとOSの複合装置です。 大脳辺縁系は、情動の表出、食欲、性欲、睡眠、意欲などの本能、喜怒哀楽、情緒、夢などを司っていますし、記憶や自律神経にも深く関与しています。 大脳辺縁系は、前帯状皮質、帯状回、扁桃体、海馬、海馬傍回、側坐核の繋がりです。 海馬は、 記憶、空間学習能力、情動行動制御、未来創造力を司っています。 目、耳、鼻など五感を通じて得られた情報は、すべて海馬に集められてから、大脳皮質で保存されます。 海馬を活性化すると、学習能力が上がります。 (アルツハイマー病は海馬の萎縮から始まります) 海馬傍回は、自然や都市などの風景画像と顔認知に働きます。 記憶は、帯状回ー海馬ー海馬采・脳弓ー乳頭体ー視床前核ー帯状回ー海馬傍回ー海馬のパペッツ回路の働きで記憶されます。 前帯状皮質は、 血圧・心拍調節と報酬予測・意思決定・共感・情動などの認知機能を司ります。 実行・評価・認知・情動を司る「脳のPDCA」中枢です。 帯状回は、 感情の形成と処理と記憶、呼吸器の調節を司っています。「感情的な記憶」の要です。 扁桃体は、 好悪や快不快、直感力、恐怖、痛み、不安、緊張などのストレス情動・感情反応の処理、短期記憶を司ります。 扁桃体がストレスホルモンを過剰に分泌させ続けることがうつ病の原因とされています。 側坐核は、 GAVAを産生して快感とヤル気と愛着情動を司っています。 東洋医学と気功を用いると、この大脳辺縁系は「氣」で動いているのが分かります。 健康な大脳辺縁系は、氣が充満して眩しい光を放っているように見えます。 ギランバレー症候群の後遺症で足に違和感が残っている方は、大脳辺縁系を戴く視床に気虚が見えました。 統合失調症の方は、大脳辺縁系の前部が腫れ上がって、氣の異常拡散がありました。 フッとした言葉が出てこないのが心配な方の大脳辺縁系は、片側の帯状回の一部に気虚がありました。 脳幹梗塞の方は、MRIなどの画像診断では異常の認められない大脳辺縁系に氣血のアンバランスが見えました。 大脳辺縁系が見える? 脳外科専門医の知識と実経験に、東洋医学と気功が統合した恩寵です。 これでやっと脳外科医を選んだ意味が分かりました。 額に手を置いて、氣にシンクロすると、自然に大脳辺縁系や脳幹の氣のイメージが浮かんできます。 大学院での研究テーマが脳幹反応で、実験を繰り返す内に、 この脳幹を流れている不思議なエネルギー体は何だろう? と横道にそれていった意味も分かりました。 あれは「氣」を測定しようとしていたのです。 道理で、光と同等かそれ以上の速さで伝達するわけです。 「これで認知症や脳卒中や・・・脳関係の病の方たちを治せますか?」と光さんに問うと 「この世に不要なものなど与えない」と笑われました。 Just do it. だそうです。