2016年9月3日土曜日

ごきげんさん 2016.9.3.

1週間前の陰陽師 西谷泰人先生のコンサルティングで得られたキーワードは「易」でした。 易経は鍼灸と深い関係があります。 易経を知らないと、黄帝内経の本当のすごさも理解しきれません。 易の成り立ちをググると・・・ まず伏羲が八卦を作り、次に周の文王が卦辞を作り、周公が爻辞を作った。そして、孔子が「伝」を書いた。この『易』作成に関わる伏羲・文王(周公)・孔子を「三聖」という。 孔子が晩年、易を好んで伝を書いたというのは特に有名であり、『史記』孔子世家には「孔子は晩年易を愛読し、彖・繋・象・説卦・文言を書いた。易を読んで竹簡のとじひもが三度も切れてしまった」と書かれており、「韋編三絶」の故事として名高い。 儒家五経の筆頭が易経です。 なんだかスゴイですよね。 漢方薬や鍼灸を易という桐箱に入れておくだけで、効き目10倍!な感じです。 ということでこの1週間、易の本をいろいろ読んでいます。 まず易で占う時には、(1)具体的に (2)問題を絞って (3)真剣に一度だけ が大切です。 昔は国の命運がかかった占いでした。 どうしたらいいかを尋ねるのではなく、こうしたらどうなりますか? と神さま(集合意識)に伺いを立てる神託でした。 これは今でも同じ・・・もちろん個人のことでも良いのですが、「こうしたらどうなる?」までは自分で絞り出さなくてはなりません。 無策で「どうしたらいいですか?」には、神さま(集合意識)も反応してくれません。 易には、100%な吉も100%な凶もありません。 陰陽であり対極が易の基本であり、宇宙の理だからです。 漢方診察の時、この病気はどうなっていくのか? は脈診を通じて、ある程度までなら分かります。 じっくり時間をかけて診れば、脈の波動の中からアガスティアの葉のように未来の情報を読み取ることもできるでしょう。 実は最近、診察時に病気のことだけでなく、ライフコンサルティングを語ることも増えました。 患者さまの脈や衛気・生命エネルギーとシンクロしながら、光さん(神さま・宇宙意識)からのメッセージをお伝えしています。 ただ、具体的な案件はどうしたものかしら?という迷いがありました。 今回の「易を学べ」というメッセージは、今の私にはとてもガッテン!だったのです。 易占いはコイン6枚で出来ます。64通りの卦に文王が解釈を書いてくれています。 その64卦のひとつの解釈を、どのように患者さまに伝えるのか?は、卜者のスピリチュアルな力量にかかってきます。 孔子も50歳代になって、易経にはまってしまいました。 やはり易には、スピリチュアルな感性の覚醒が必要不可欠なのですね。 易は道:タオに通じています。 患者さまに道を指し示してさしあげることもスピリチュアルケアなのです。