2016年6月24日金曜日

ごきげんさん 2016.6.24.

鍼治療の最後の仕上げに椀灸をさせていただきます。 点滴の患者さまの中で、虚証の方や免疫力が低下されている方にも椀灸をさせていただいております。 丹田に置くと、生命エネルギーがわき出してくるだけでなく、 腸内フローラが喜んでいるのもわかります。 お臍から氣が漏れ出している方も多く見受けられますが、椀灸をお臍の上に置くと、氣の漏れ出しも治ってしまいます。 椀灸をしている皆さんは、とても気持ちよさそうにウトウトされています。 慢性腰痛をお持ちの方に、腰〜臀部にかけて椀灸をさせていただくと「極楽気分」になるそうです。 椀灸は、自律神経の興奮を鎮め、副交感神経とのバランスを整えてくれるので、免疫力&自然治癒力がアップします。 椀灸には遠赤外線の温め効果もあります。 皮下8cm近くまで「ジワッと」温めてくれます。 漢方的には、虚したり陰となり悪血やうっ滞を起こしている経穴経絡を 陽・実のエネルギーで補して整える作用があります。 氣の栄養ドリンクのようなものですね。 老化はもちろんのこと、心身に何か不調や症状を感じておられる方々は皆さん、身体の芯に冷えがあります。 漢方鍼灸治療でも、点滴治療でも、この冷えを椀灸で整えることで、治療効果が増強&持続していきます。 たかが椀灸、されど椀灸・・・ 椀灸は、とても奥深い治療法なのです。