2016年6月20日月曜日

ごきげんさん 2016.6.20.

「最近、体調がすぐれないので診てもらえますか?」とお尋ねいただきました。 もちろん、しっかりと診させていただきます。 問診の後、漢方診察から入ります。 脈診(アーユルヴェーダ脈診と漢方脈診)、舌診、腹診で診ます。 漢方で弁証:病状の説明がつけば、適切な漢方薬を処方したり、鍼灸で治療したりします。 血液検査が必要なら、院内迅速検査を行います。 15分ほどで肝臓・腎臓・脂質・炎症・糖尿・貧血・細菌/ウィルス感染などの結果が出せます。 不整脈や狭心症、心不全などの循環器疾患の場合、心電図の結果次第で専門病院へ紹介させていただきます。 漢方診や一般診(西洋医学的)で点滴をお薦めすることもあります。 身体の疲労が強い時には、元気ビタミン点滴を 脳の疲労が強い時には、脳活点滴をお薦めしています。 お酒の飲み過ぎで「肝」のストレスが酷い時や 精神的な凹み・落ち込みが強い時には肝救点滴をお薦めしています。 ぎっくり腰や捻挫などの急性期の激痛や 慢性腰痛、慢性頭痛などの慢性疼痛には痛みクリア点滴をお薦めしています。 特に、痛みが脳内でリエントリー:痛み伝導路の暴走状態 している時には、痛みクリア点滴でのシャットダウンが効果的です。 鍼灸治療は、接骨院などで広く行われている肩こり&腰痛治療の「慰安鍼」ではなく、 本格的に陰陽・気血の上下左右前後のバランスを整えて、病気・病状の根源から治していく経穴経絡治療なので、「体調がすぐれない」にもしっかりと対処できます。 気のせいだ・・・ 歳のせいだ・・・ 心身症だろう・・・ 認知症か?・・・で取り合ってもらえない症状でも、多くの診断&治療の引き出しを持っているからこそ、しっかりと診せていただけます。 24で医者の世界に入った時、 関西医大脳外科の松村浩教授は、漢方も心療内科も使いこなされていました。 脳外科疾患だけを診るのは楽だが、それでは患者さまたちがいつまでもたらい回しになってしまう。 他科から回ってきた患者さまたちを、この脳外科でできるだけ受け止めてあげるのだ、と仰っておられました。 脳外科医の総合診療科を目指されていたのです。 今、心斎橋 奥山医院は、故松村教授のご意志をしっかりと受け継げていることがとても嬉しく思います。