2016年6月12日日曜日

ごきげんさん 2016.6.12.

マイヤーズカクテル点滴と元気ビタミン点滴との違いは何ですか?  これまで美容外科系クリニックでマイヤーズカクテル点滴を受けてきた方からのお問合せです。 マイヤーズカクテルとは、アメリカのボルティモアの開業医 ジョン・マイヤーズ先生が30年以上にわたり、喘息・慢性疲労・うつ病などの患者をビタミンとミネラルの点滴療法で治療してきた効果が評判となり、全米に拡がった点滴治療法です。現在では1万人以上の医師が臨床で使っています。 美容外科系クリニックでは、自然治癒力を高める副作用のない治療法とCMされています。 そこで、美容外科系クリニックのマイヤーズカクテル点滴をちょっと調べてみました。 マイヤーズカクテルの成分は・・・ ビタミンB1(チアミン)100mg前後   ビタミンB2(リボフラビン)2mg前後 ビタミンB3(ニコチン酸アミド) 40mg前後 ビタミンB5(パントテン酸) 100mg前後  ビタミンB6(ピリドキシン)100mg前後 ビタミンB12(ヒドロキソコバラミン)1mg前後 ビタミンC(アスコルビン酸)4000mg前後 グルコン酸カルシウム 300mg前後 硫酸マグネシウム 1200mg前後 もちろん各クリニックで容量の差はありますが、入っている種類は同じでした。 ビタミン点滴や美容点滴との大きな違いは、カルシウムとマグネシウムが入っているかどうか? だと言えます。 適応症は・・・ 気管支喘息  片頭痛   全身倦怠感   慢性疲労   慢性副鼻腔炎   アレルギー性鼻炎 甲状腺機能障害   狭心症   心不全   生理不順   風邪   インフルエンザ 急性上気道炎   線維筋痛症  慢性じんま疹  こむらがえり  更年期障害  うつ状態 パーキンソン病  認知症 もう何でもあり・・ですね。 副作用はありませんが、マグネシウムとカルシウムが男性は直腸に、女性は膣に熱感を覚えることがあります。健康状態や食生活によっては、マグネシウムが低カリウム血症を招くこともあります。 点滴頻度は週1〜2回を奨励している施設が多く見受けられました。 さて、心斎橋 奥山医院の「元気ビタミン点滴」との違いは・・・ 元気ビタミン点滴30・70・MAXのすべてに、マイヤーズカクテルと同じ成分がちゃんと入っています。 30・70・MAXの違いは、各成分の濃度だけです。 マイヤーズカクテルの他にも「元気に&ごきげんさん」になれる成分がいろいろ入っています。 実は、元気ビタミン点滴のレシピを創った時、マイヤーズカクテルはあまり意識していませんでした。 アメリカで流行っているビタミン&ミネラル点滴だということは、抗加齢学専門医ですから知っていましたが、これほどまでの効果を謳っている代替医療だとは思いませんでした。 結果的に、マイヤーズカクテルを取り込んだオリジナルな処方となったことに驚いています。 なるほど、そういう病気にも効くのかぁ・・・とてもお勉強になりました。 奥山医院の「元気ビタミン点滴」は、もっと元気に&ごきげんさんになっていただくことを治療目標にしております。 もちろんマイヤーズカクテルの効能も併せ持っています。 脳科学&抗加齢学の立場から「元気」を見つめて創った点滴なのです。