2015年4月19日日曜日

おはようさん 2015.4.19.

朝、鳥取を出て一路 出雲へ。 バイパスや高速道路(無料区間)が継ぎ接ぎで米子まで繋がっていますので、昔の9号線に比べると、かなりストレスフリーになっていました。 鰐淵寺へと山の中を入って行くいつもの道に突然、通行止めの標識が!(^^ゞ なんと土砂崩れで鰐淵寺へは行けません、と書いてあるじゃありませんか(`jjj')/ 近くに案内図があって、鰐淵寺までの迂回路が示されていました。 雨の中・・・どんな道やねん? と心配しながらも行ってみました。 もちろん車のすれ違いは難しい山道でしたが、アップ&ダウンを繰り返しながら、何とか鰐淵寺の駐車場までたどり着きました\(^^@)/ 途中、唐川地区といって、南北朝時代に鰐淵寺の南朝方があった山村を通り抜けました。 今、この唐川村はお茶の産地として頑張っています。 思っていたよりもたくさんの家があって、なんだか安心しました。 駐車場からはいつもの山道をテクテク歩いて・・・雨だから渓流の水音も豪快で、それが山林の静けさと対極しているのが嬉しく&楽しく。 鰐淵寺に来ると、いつもこうやって癒やされています。 住職さんは一畑薬師さんの鬼太郎セレモニーの法要に行かれていてお留守でしたが、奥様がいつものようににこやかに受付されていて、しばし楽しく雑談を。 だ〜れも(そりゃぁそうですよね。よっぽどの物好きじゃないと、険しい山道を迂回してまで参詣しませんよね)いない境内をゆっくり散策して・・・先月、ご開帳で賑わった根本堂も今日は渓流の水音と春鳥の鳴き声しか聞こえてきません。 この静寂が、ご馳走なのですよね。 摩陀羅神社に腰を下ろして、雨で煙る遠くの山々を眺めていると・・・ 背中を温かくマッサージしてくれるような氣を感じました。 摩陀羅神社は後戸の神さま。 そうかぁ! 背中を向けると、近寄ってきてくれるんだね。 人は誰でも、いろんな着ぐるみを着ています。 何着も重ね着してる人もいるよね。 それは悪いことじゃなくって、この世で生きていくのに必要なこと。だから、OK。 でも、時々はファスナーを下ろして、ふっぅぅぅってしたいな。 もちろん、その姿は誰にも見せられない秘密の秘密。 後戸の神さまも、いつも如来さま&観音さまの後に隠れるように控えている異質な神さまだから、着ぐるみのファスナーを修理したり、錆を落として磨いたりするのが得意なんだ・・・なんてウトウト妄想したりもして。 後戸の神さまは、演芸の神さま。 能楽や狂言ができるずっと前の根源の根源から崇められていた神さまです。 きっと縄文時代、たき火を囲んで踊り歌っていた頃からの神さまです。 着ぐるみを着る時、人はその着ぐるみ役を演じます。 ウルトラマンだったら、ウルトラマンになりきります。 木だったら木、蜂だったら蜂になります。 だから、後戸の神さまは、人の着ぐるみが好きなのです。 その人がもっと上手に役を演じられるように、背中を向けてリラックスしていると、そっと忍び寄ってきて、メンテナンスしてくれるのです。 後戸の神さまの気配を感じたら、決して振り向いてはいけませんよ。 もし振り向いて目が合ったら・・・どうなるんだろう?? 私は恐ろしくてそんなトライアルはしませんが・・・牛になっちゃうのかな? 鰐淵寺でゆったりしてから、同じ迂回路を通って出雲の古代博物館へと向かいました。 特別展「入り海の記憶」が目当てです。 いろいろとお勉強をして、知りたかったことも確認できて、OKでした。 この古代出雲歴史博物館の2F maru cafeは、私のお気に入り。 だって、スタッフの娘たちが笑顔美人なんだもの。 今日はお腹が減っていたので、材料全てが出雲産の「出雲ぜんさい」に!と思った瞬間、メニューの「四隅突出型墳丘墓カレー」と目が合ってしまいました。 どうせ白ご飯を四隅突出型にしただけでしょう・・・と思ったのが、いけなかった。 運ばれてきたのは、白ご飯ではなく、四隅突出型の古代米じゃぁありませんか! うん、なかなかやるのぅ!とスプーンを出すと・・・ シャベルの形をしたスプーン!! この瞬間、気持ちはインディージョーンズですよ。 もう頭の中では、あのテーマソングが流れてます。 発掘は当然、四隅突出からですよね。 墳丘墓の中央にシャベルを入れると・・・ なんと石棺部から福神漬が出てくる&出てくる。 うわぁ やられたぁ・・・もう感動モノです。 それで終わらないところがすごい!! 墳丘墓中央の最も神聖なところをいただくと・・・??? なんだか甘いのか爽やかなのか辛いのか、まるで「まめぶ」のように摩訶不思議な味が・・・おまけに古代米よりもグニュグニュしてる・・・グミ???(‘jjj’)/ そうです! この四隅突出型墳丘墓のお宝を見事、掘り当てたのです\(^^@)/ なに? この物語性は? これ、中谷彰宏師匠の世界やん! これ 絶対に中谷塾で話しちゃうよ! これだけ楽しめたら、もうこのカレーの味は絶品としか言いようがないですよね。 う〜ん、恐るべし maru cafe (*⌒▽⌒*)