2015年3月25日水曜日
おはようさん 2015.3.24.
超久しぶりに東京へ出向いて、中谷彰宏さんの個人コンサルテーションと「本の出し方」のグループワークを受けてきました。
コンサルティングのテーマは、ずばり! これから私はどのような形のクリニック開業を目指したらいいのか?
そう、私も皆さんと同じようなところで悩んでいたわけです、先が見えないよってネ。
中谷さんの思考パターンは、まず、物事をふたつに分けちゃいます。
善悪だとか優劣とかではなく、ズバッとふたつに分けて・・・すると、迷っていた&モヤがかかっていた物事の本質が見えてきます。
例えば今回の私の場合・・・
保険診療 vs 自由診療 から入りました(もちろん保険診療+自由診療もあるけど、それは置いといて)。
次に中谷さんの口から出てきたのは・・・
保険診療=儲かる
自由診療=儲からない
保険診療=時流の影響大=制約多
自由診療=時流の影響小(つまり度重なる保険改悪のストレスは少ないということ)
保険診療=疲れる
自由診療=疲れない
保険診療=流行
自由診療=人間関係・人間力
保険診療=一見さんがたくさん
自由診療=10年かかってリピーターとなった限られた患者数
保険診療=エビデンス=遅れている
自由診療=日々勉強するので最新・・・エビデンスではない
独自のスタイル・ポリシーを貫きたいなら、患者さんが考える時間が10年かかるので、その間、維持できる資金が要りますよ。
そして、独自のスタイルを貫く場合、診療圏内人口密度などの開業調査は意味ありません。
都会や駅前でなくても、(コストの安い)田舎で良いのです。(他の医者が逃げ出した無医村でもOK)
要は、地域一番店になること。これが医療の我慢くらべです。
やりたい仕事は(なんであれ)、めんど臭い仕事です。儲からない仕事です。
ほとんどの人は途中で嫌になって逃げてしまうけど、嫌になっても10年続けていると「なかなかいける」仕事になります。
こんなお話を、いろいろな業種の例や自分の体験談を交えて、教えていただきました。
最後に、書いていただいた色紙は・・・
「10年計画で めんど臭いことを 楽しもう」
こんな切り口でコンサルティングしてくださる方は、いないでしょう。
医療コンサルタントは、儲かるには&儲かるには&儲かるには? ですからね。
これで高槻の実家での新規関業は、消えました。
駅前開業も、消えました。
その代わり、奥山本家のある鳥取市内でも・・・ええんちゃう?が浮かんできました。
どうせなら、ド田舎の出雲 鰐淵寺がええけどなぁ。
というわけで、儲からないし、めんど臭いけど、ストレスの少ない&疲れない方の軸足を置いて、10年がんばるつもりで新規開業を考えていきます。
だって、これまでもずっと「めんど臭くて、儲からないこと」ばかりやってきたもん。
もちろん、鰐淵寺ホスピスがまだまだ第一候補ですけどネ。
明日は「本の出し方」のご報告をしましょうね。