2015年3月22日日曜日
おはようさん 2015.3.21.
昨日、今日と出雲 鰐淵寺のご本尊の33年ぶりのご開帳に行ってきました。
ご本尊は、天台宗第三代慈覚大師作の千手観世音菩薩と薬師如来さんです。
どちらもまだ金色に輝いていて、とても立派なご本尊でした。
ご開帳の法会というものも、初めて見せていただきました。
副知事、市長、商工会議所のお偉方・・・
天台宗のお偉方・・・
なるほど、これは住職さんが一番苦手なイベントですなぁ(^^ゞ
ご開帳法要で、正装した住職さんがお偉方の最後尾で歩いてこられて、私と目が合った時だけ、いつもの優しい笑顔を見せてくださり、「よくおいでくださいました」とニコニコ&ニコニコ・・・その後の法要ではずっと曇り顔でした。気持ち、わかるなぁ。
鰐淵寺は檀家さんが少ないのですが、さすがにご開帳法要には檀家さんたちが方々から集まってこられていました。
この地を離れた中高年の方々も、
古家を守っているお年寄りの方々も、
ちょっとお話してみると、どこにでもいる普通の田舎のお年寄りたちでした。
昨日は、それまでの大雨で谷川の水も今まで見たことのないくらいの激しい流れになっていて、その分、マイナスイオンをいっぱいいただいてきました。
早く着いたので(宿の朝ご飯抜きで出発!)、浮浪の滝まで行っていました。
予想通り、見事な滝になっていましたよ。
脇から流れ出す龍眼水も小さな滝となって吹き出すように流れていました。
(推古天皇の眼病をこの水で治したとか・・・)
境内の等樹園にはミツマタがクリーム色の花を、まるで綿の花のようにこんもりと咲かせていました。
この辺りは、昔からミツマタが有名だとか・・・
春の訪れを告げる花ですね。
お昼は、出雲大社さん近くの有名な出雲そば屋「かねや」さんへ。
店の前まで行くと、誰も並んでない! ラッキー!
のれんをくぐると、店内は満席でした・・・それでも待ち時間5分はすごい!
ここのお蕎麦は「黄金蕎麦」
といっても、出てきたお蕎麦が黄金色をしているわけではありませんよ。
口の中で、お蕎麦の何とも言えない里の薫りがふわっと広がります。
そして、そば湯が絶品! 最高の薫りとまろやかな味わいを堪能させてくれました。
出雲古代歴史博物館にも行ってきました。
昨年11月に鰐淵寺展を見た博物館です。
ここには、あの数百本の銅剣が壁一面にズラッと並べて展示してあります。
そして、そのレプリカがその上面を覆い尽くします。
青銅器のレプリカ・・・それは古代の人たちが使っていた生の姿の銅剣です。
すべての銅剣が鈍い金色に輝いています。
これは圧巻ですよ。
特に、教科書で青銅器=緑青色と刷り込まれている頭には じぇじぇじぇ!です。
今回はこれをゆっくりと見たいがために、この博物館を訪れたのです。
レプリカの銅鐸が奏でる透き通った音色を聞きながら、じっと金色に輝く銅剣たちを見ていると、これで征服された縄文人たち、これで征服していった弥生人たちの気持ち、そしてその軋轢がヴィジョンとして見えてきました。
うん、これで1冊 本が書けるよ(*^^)v
この出雲古代歴史博物館に来てから3日後に、医院が全壊しちゃったのです。
ちょっと因縁の地かな(;^^)ヘ..
もしかしたら弥生人たちの銅剣の魔力かしら?
それはそれで・・・面白いなぁ。(本のネタとして)
今回の出雲旅は、コペン君で。
いやぁ 快調ですよ(*^^)v
今日の帰り道はお天気もよかったので、初のオープン旅となりました。
やっぱり・・・気持ちええぇ(*⌒▽⌒*)
さぁ これから3月末まで、怒濤のスケジュールに突入です。
どれも、これからのお仕事についてのコンサルティングで・・・なんと3回も東京往復です。
着実に一歩一歩、未来を創っていっています。
乞うご期待!