2015年3月22日日曜日

おはようさん 2015.3.22.

昨夜、「明日の京都行きは、おけいはんやなぁ。だって疲れてるもん」と寝入ってしまったのですが、今朝、目覚めた時には「ええ天気やん! よし! 今日はバイクで行こう!」と元気になっていました。 思うに、これも中谷塾の効果ですね。 テンションが上がってきた証拠です。 そして、バイクで走ってみると、春がいっぱいで、楽しくて楽しくて。 さして疲れも感じていません(観能しながらのウトウトは恒例ですけど(;^^)ヘ..) 思考も判断もどんどん前向き&ポジティブになってきています。 それは、直感がどんどん冴えてきたから・・・とも言えます。 テンションが下がるところ・人・グループは、自然と距離ができてきます。 君子危うきに近寄らず ですね。 明日は数年ぶりの東京入りです。 東京のあの大地の裂け目に引き込まれていくような重くて辛いエネルギー体がどうしても馴染めずに、ずっと避けていました。 でも、この調子だと、そんな闇のエネルギー体の中のわずかな光の道をうまくすり抜けて行けそうです。 ・・・ということで、明日のブログはお休みです。 今日は京都観世会例会で能三昧の日でした。 演目は「自然居士」「草紙洗小町」「雷電」でした。 自然居士は、親の追善供養の小袖を身を売って届けた娘を人買いから救い出そうと、自然居士さんが人買いの言うがままに、様々な芸を披露するというお話です。 いつもの能とは構成も演出も違う、松竹新喜劇の元祖みたいな感じでした。 これはこれで面白かったですよ。 草紙洗小町は、歌の名手小町と歌合いすることになった黒主さんが、前夜、小町の歌を盗み見します。それを歌合いの場で「小町殿の歌は万葉集からのパクリや! その証拠にこの草紙に同じ歌が載ってますよ!」とドヤ顔で因縁つけます。涙しながら去る小町・・・それを引き留めた判者さんが小町に「その草紙を洗ってみなはれ」と・・・小町が洗うと、黒主さんが書いた歌だけが消えてしまいます。「もはやこれまで」と自害しようとする黒主さんを止める小町が「歌の前には恨みなど残りません」と許して、めでたし&めでたし。 雷電は、菅原道真さんのこと。 無実の罪で左遷された道ちゃんが祟り鬼となって、宿敵を襲います。困った天皇さんは、叡山の偉いお坊さんに助けを求めます。2回は断ったが3回目の勅許には従わなければ・・・と、お坊さんは祟り鬼と対峙します。しばらくバトルがあって、最後は天皇さんが非を認め、道ちゃんに天神さんの名を贈って、めでたし&めでたし。 能というのは、な~んか難しそうな先入観がありますが、実はこのような新喜劇っぽいストーリーのものもあるのですよ。 ミュージカルだと思って観れば、また楽しいですし、能楽師さんたちってイケメンぞろいですから、そういう楽しみ方もあるでしょうしネ。 客席は、ほんまに年寄りばかり・・・それも後期~超後期高齢者・・・ う~ん、やっぱり若い人たちがたくさん観に来てくれると、能楽師さんたちもテンション上がるのにね。 まぁ、それなりの企業努力も皆無だから、仕方がないといえば仕方ないのですが・・・ 能をリフレッシュ再生するアイデアはいっぱいあるのですが、「上が・・・、家元が・・・」の世界に安住している限りダメな絶滅危惧種のままでしょう。 狂言があれだけ若い人たちを集めているんだから、できそうなもんだけど。 動物も、植物も、人間も、地球環境の変化が襲ってきたとき、古い秩序にしがみついて絶滅してしまうのか、時流の変化を敏感に読み取って、どんどん自らを変化(=進化とも言います)させていくのか・・・な~んだ 同じやん と思った帰り道でした。