2015年2月5日木曜日

おはようさん 2015.2.5.

今日は藤本漢祥院での蓮風先生の鍼治療の日でした。 今週はよく歩いたからかな? 背中の督脈への鍼は中枢(GV7)へ。 火事後のストレスで一時は至陽(GV9)まで上がってしまっていたのが、徐々に下がってきています。 八椎下に鍼をしていただいた時には「八椎下=重症悪性腫瘍などは必ずと言っていいほど穴の反応があり、シミホクロがあれば、病は古くから存在する。これらの穴処の正中、即ち督脈のツボ八椎下、筋縮は肝や心を中心とする「清熱解毒」ともなる」と蓮風先生がおっしゃってるのが脳裏をかすめて、プチ覚悟を決めましたが、どうやら命拾いしたようです。 そしていつもの亜門(うなじ辺り)へのプチ刺絡も。 最近、よく血が出るようです(自分では見えないので) まだまだここへの刺絡は続けなければ・・という蓮風先生の見立てです。 うなじへの刺絡をしていただくと、スッと頭に滞っていた悪血が流れ去っていくのが分かります。 こころに引っかかっていたモヤモヤや心配不安、怒りや悲しみなどが頭の血の流れを滞らせて悪血になります。 東洋医学的な目で見ても、うなじへの刺絡は頭の悪血・・・こころの病気に強力に効く治療法です。 また、脳神経外科的に見ても、うなじを刺絡することで椎骨静脈系の欝滞に作用し、それが大脳静脈系全般に「こだまするように響き渡って」脳血流の慢性欝滞を解消する可能性があります。 この点は、アーユルヴェーダの上馬場先生とも意見が一致しています。 さて、今夜の発見は・・・ 蓮風先生に中枢の鍼を抜鍼していただいた直後から、急に鼻水が溢れ出してきました。 まるで鼻の奥深く・・・脳の中心から「水」が溢れ出してきたかのようでした。 直感的に「これも刺絡の効果だぁ!」と気づきました。 ストレスから生まれ育ったマグマのような頭の悪血を、身体は清熱解毒しようと水を集めます。 まるで原子炉冷却水ですね。 刺絡によって頭の悪血が流れ去ると、冷却水も要らなくなります。 悪血を清熱解毒していた水ですから「悪水」となっていますよね。 だから身体は外へ排泄しようとします。 尿でもいいけれど、できればダイレクトに排泄したい・・・頭にある悪水だから、鼻から出してしまえ! という機序です。 刺絡と督脈への鍼の相性がよかったのかもしれません。 うなじへの刺絡は、脳卒中の予防にとても効果があると思います。 それだけではなく、髄膜種のような良性脳腫瘍の予防にも(もしかすると悪性脳腫瘍の予防にも)効果があると思います。 脳の悪水貯留を防ぐ作用があるのなら、認知症予防にも大きな効果があるでしょう。 その際、督脈を診て、肝火なのか腎脾虚なのかを見極めて、督脈への鍼灸と共に刺絡をすることが肝腎だろうと思います。 というわけで、今夜は悪血も悪水もクリアーになった冴え冴えさえちゃんの頭でひらめいたことを書きました。