2013年10月2日水曜日

おはようさん 2013.10.3.

蓮風先生のブログで・・・ 手の敏感な者は感じるはずだ。 豪鍼を刺そうとしてツボに近づけると気の動きを覚える。 霊枢・九鍼十二原にいう。「粗は関を守り、上は機を守る」と。 日々、鍼をしていて、いろんな気づきがあります。 鍼の仕方もどんどん進歩しているように感じています。 常連の患者さんにはまず、その日の邪気を求めます。 舌診・脈診でその日の体調や病状の概要をうかがってから、原穴診と腹診で今日の邪気を求めます。 軽い・浅い邪気はこの際の労宮診で昇華してしまいます。 だから、サッサッと触れて決めなければなりません。 迷いは禁物、直球勝負 直観勝負です。 今日はココ! が決まれば、毫鍼サイズと瀉法・補法もサッと決めます。 ここで迷ってると、せっかく決めた邪気が逃げてしまいます。 もうノーハドル・オフェンスです。 刺入部を消毒しながら立ち位置を決めます。 患者さんから遠い方の手で毫鍼を持って、氣を入れます。 瀉法なら鍼の長軸に沿って氣が槍状に伸びていくのがわかります。 瀉法の時は、鍼の持ち手に直角に母指・示指でつまんでいます。 強い瀉法なら長く太くなり、弱い瀉法なら短い氣の槍になります。 氣の色は青白系が多いかな。 補法なら鍼の持ち手の上に光の珠が出来ます。暖色系の珠ですね。 母指と示指で輪を作るようにして鍼の持ち手をつまみます。 指の輪の中にポワッと光珠が現れたらGO!です。 時には蓮弁のような形の光珠が現れることもあります。これは効きそうですよね。 毫鍼への氣のチャージが完了したら、サッと刺入部に近づけます。 もうこの段階で、体表の衛気にメスが入ります。 鍉針や古代鍼では、時々、この段階で邪気に犯された衛気に鍼が押し戻されることがありますが、さすがに毫鍼は切れ味よく皮膚面まで入っていってくれます。 これを逆に利用して、わざとゆっくり目に毫鍼を近づけていき、邪気に犯された衛気を、カサブタを剥ぐように削ぎ落としながら皮膚面に達することもあります。 そして、毫鍼の先が皮膚面に触れると、そこで毫鍼の氣と衛気、皮膚下の邪気とを馴染ませます。 どんな邪気であろうとも、患者さんが生きてる限り、生きたいという精気・生気が混入していますから、毫鍼の氣と邪気はやがて同期して、スッと毫鍼が刺入されていきます。 それはまるで邪気の方から招き入れられているかのように、スッと入っていきます。 そう、毫鍼を肌に近づける時の刺入目標が直径1cmくらいあっても、毫鍼を近づけていけば、ピンポイントの刺入点に邪気の方から導いてくれます。 目が悪くても、鍼を刺すポイントは外さないよ・・・蓮風先生がおっしゃっていた意味がよくわかります。 毫鍼を刺入する深さも、勝手に鍼が止まって教えてくれます。 ともかく一切の無理はしない。無心に直感と自信を持って鍼することですね。 長々と書きましたが、鍼を近づけてから刺入し終えるまでの実時間は2〜3秒です。 光の前世療法と逆ですね、実際の時間は短いけど、やってる本人の時間感覚はとても長い。 2〜3秒だけど、これだけの手技をやってる私には数分に思えます。 右脳の世界、氣の世界、宇宙意識の中に入っているからでしょうね。 だからでしょうね、鍼をしていると、どんどんこちらも元気に&笑顔になってきます。 まだまだ あまちゃん ですが、氣の槍や珠の毫鍼を使い始めてから、患者さんの回復度がアップしてきています。 調子がいい、痛みが楽になった、元気になった、と言ってくれます。 うれしいですね。やりがいアップです。 そうそう、夏ばっぱの口癖 「去る者は追わず、来る者は拒まず」 鍼も同じです。 氣が動き始めると、邪気の奥深くに隠れていた病気の根源が見え隠れしてきます。 この病気の根源は、いかなる天魔鬼神なりとも 如何ともしがたい難敵です。 ロード オブ ザ リング の指輪そのものですからね。捨てられましぇん。 鍼をやり始めてしばらくすると、かなり良くなります。 そして、もうしばらくすると、鍼をしに来なくなる・疎遠になってしまう患者さんもいます。 治ったわけじゃありません。他の症状や来られない理由を創ってくれます。 西洋医学だと、ちゃんと薬飲まないと・・・リハビリ続けないと・・・とダメ出ししてしまいますが、鍼治療は(もちろん続けた方が良いに決まっているんだけど)まぁ、お好きにしなはれ と言えます。 見放したわけではありません。 それはそれであなたの人生やし、あなたが生きてるんやから、お好きになさい。 また、来たくなったら来ればいいですよ。 そんな大きな愛で包み込むような、お好きにしなはれ です。 自分の気、患者さんの氣、昨日今日明日の氣、そして宇宙の氣。 氣の世界にいると、生老病死も個も、陰陽ですら、その境界がうつろいの中に消えていきます。 大いなる光さんのワンネスとは違う、もっと現実的な、マトリックス的なワンネスかな。 氣のワンネス・・・それは多次元宇宙を充たすダークマターな世界なのかもしれませんね。