2013年10月18日金曜日

おはようさん 2013.10.18.

この春に末期乳癌を見つけて大学病院へすぐに紹介したおばちゃん。 無事に全摘できて、近くの病院で抗ガン剤投与を受けながら、うちにも通院してくれています。 大学病院退院後からずっと藤本蓮風先生の漢祥院へ通って鍼治療を続けてくれているので、とてもお元気です。 元々、骨転移があったからかな? もう半年以上も抗ガン剤の点滴を続けているんだけど、あまりの長期&大量投与に ??? だったのです。 あの病院、イケイケもうけ主義やからなぁ。。。 蓮風先生の鍼のおかげで、抗ガン剤の副作用が出ていないだけなんだけど、抗ガン剤専門医?にはわかる見識も感性もあるはずもなく。。。そろそろ、もう抗ガン剤はいいですって言ってみたらってご家族にお話をしていた矢先でした。 今日、外来に来られて「一昨日、抗ガン剤の点滴をした夜から顔が真っ赤になって、しんどくなりました」 診察室に入ってこられた瞬間に、顔面の生気が低下、姿勢が不安定に見える=衛気の乱れ から、これは一大事!と診ました。 脈診・舌診で左腎陽を著しく損しており、全身の血もドロドロに。。。抗ガン剤大量投与の副作用です。 幸いなことに背候診&腹診に邪気は出ておらず、衛気の弱化はあるけど、まだ外邪にも内邪にも犯されていないと診て、とりあえず夢分流打鍼と翳す鍼で対処しておきました。 癌の術前・術後に鍼はよく効きます。ただ、今回のように効き過ぎると、副作用が出ないものだから、とんでもない量の抗ガン剤を使われてしまう危険性があります。 これは癌治療医が鍼灸のことを全く知らないから・・・あえて言うなら、漢方治療も鍼灸治療もバカにして、知ろうとしないから起こる悲劇です。 勉強したり体験してみたりして、自分の知恵にした上で「私は東洋医学は使いません」というのがプロです。 知りもしないで、憶測だけで「東洋医学なんて・・・」とダメ出しするのは藪医者以下、そこらへんのミーハー素人と同じです。 **専門医には、そんな輩がいっぱい・・・これが今の日本の最先端医療の実情です。 先のおばちゃん患者さん。蓮風先生と私が診ている限り、必ず天寿を元気に全うさせてあげます。 癌を完治させる なんて言いません。 癌が残っていてもいい、骨転移があってもいい、痛くなければいい、 日々、ちゃんと食べて、笑えて、歩けて、トイレもひとりでできて、お風呂も楽しめて、夜ぐっすりと眠れて・・・これが元気で健康ってことだと思うから。 検査データー&画像だけを正常値内に収めることに取り憑かれている癌専門医たちって、肝腎の患者さんの笑顔が見えていない・・・そんな怖ろしいことは実際にはないと思っていたけど、現実化してしまって、ますますこの世に当惑してしまいました。 でもね、だからこそ、神さまは不思議な縁で蓮風先生と鍼灸に出会わせてくれたのでしょう。 とんでもない世の中に、むちゃくちゃな医療にカツ!を入れて、本物の善き医療へと導きなさいと言われているように思います。 まず、癌治療=手術・抗ガン剤・放射線治療・東洋医学(漢方&鍼灸)と誰もが(患者さんも医療側も)当たり前に思えるようにしていかなくちゃ。 そのためには、今のように、東洋医学は癌治療をあきらめた患者さんのホスピスセラピーなのだ、という消極的見解を打破していかなくちゃね。 東洋医学(漢方&鍼灸)も癌治療できるんだ、という実績をこれからはどんどん学会でアピールしていくことが第一歩になります。 そのためには、癌の患者さんがたくさん漢方&鍼灸治療に来てもらわなくちゃ・・・ この想いこそ、天啓だと感じています。 同じ想いの医師・ナース・薬剤師・放射線技師たちがこれからどんどん集まってくるといいなぁ。 神さま、どうかあなたを信じる勇気をわたしにください(安南 by クリストフ・バタイユ)