2013年7月5日金曜日
おはようさん 2013.7.6.
明日は七夕ですね。
一年に一度、たくさんの人たちが夜空を見上げながら、星に願いをかけてくれる夜です。
医院にも短冊を用意して、患者さんたちに願い事を書いていただいています。
「元気」と「幸せ」が断トツの短冊キーワードですね。
誰も本音を書きません。書けません・・・かな?
幼児ちゃんたちは好きなことを書きます。本音丸出しです。
いつから本音を書けなくなっちゃったのかな?
小学校の図工は、個の創造性を育む唯一に授業です。
でも、ゴッホやピカソやシャガールな子供がいたら・・・奇跡的な幸運で才能を見抜いてくれる先生が担任にならない限り、創造性の芽は摘み取られてしまうでしょう。
心療内科を受診される患者さんたちの性格テストをしてみると、多くの人たちが「いい子ちゃんになりたい度」が強く出ています。
いい子ちゃんになればなるほど、個性=創造性は抑圧されます。
みんなと一緒。みんなに合わせて行動して、みんなと同じ考えで(否! 考えなくていい。ただリーダーの言う通りに、するとおりにしていなさい)目立たず、邪魔せず・・・そうそう、それがいい子ちゃん。
昭和は、いい子ちゃんの時代でした。
だから、いい子ちゃんは生きやすかった。
もちろん、創造的な人たち、個性的な人たちもいました。
そんな目立つ人たちは社会や文化のリーダーになれました。
でも、世の中の絶対的多数、常識を形作っているのは、いい子ちゃんだったので、生きやすかった。ストレスに潰されたり、暴れ出したりすることはなかった時代でした。
平成に入り、世界が変わり始めました。
それまでの常識が覆っていきました。
イノベーション、レボリューション、インスピレーションな時代に突入です。
「義務>権利」ないい子ちゃんたちが「義務<<<権利」な輩に駆逐され始めました。
そう、レジでおつりの千円札をお客さんに見せながら、1枚、2枚、3枚・・・と数え始めたあの頃からです。
いつしか・・・いい子ちゃんたちには生きにくい世の中になってしまいました。
いい子ちゃんでいると損ばかりな社会です。
いい子ちゃんはバカにされ、損な役回りばかりさせられる社会です。
がんばってるいい子ちゃん
苦しんでいるいい子ちゃん
泣いてるいい子ちゃん
誰も助けてくれない社会になってしまいました。
そして、いい子ちゃんたちは心を病んでしまいました。
いい子ちゃんたちは心の薬は飲みたくないと言います。
その気持ち、わかります。
どうすれば薬なしで、いい子ちゃんたちの心の病が治るか?
それは、開き直りです。
いい子ちゃんを辞めれば、心は楽になります。
創造性&個性を発揮できれば、心の病は治ってしまうでしょう。
でも・・・それは、いい子ちゃんたちには一番難しいことなのです。
明日の七夕。
いい子ちゃんな願い事は・・・もうやめましょうよね。
お金欲しい! 男(女)欲しい! ブランド品欲しい!
こんな会社辞めてやる!から、もっとええ会社に行きたい!
(さすがに**死ね! くたばりやがれ! はダメですよ。天に唾吐けば・・・になりますからね。呪いはダメ。願望です、願い事ですよ)
昔は短冊をつけた笹を川に流していましたね。
そう、どんな願い事を書いても、水に流しちゃうわけです。
そこが初詣の願掛けとは違う、ちょっとお気楽なところです。
だからね、本気で本音の願い事を書いちゃいましょう。
いい子ちゃんじゃない、やんちゃな悪ガキで本気を願っちゃいましょう。
潮騒のメモリーズのユイちゃんは卒業して、
小太りの男とつるんでいた悪ユイちゃんになった気分で(ナポリタン食べながら)書いちゃいましょう。
そしたらね、こころの中のモヤモヤ&ドロドロはジャッ〜〜と天の川に流れていってしまいますよ。
七夕には、こころの大祓をして、来る夏を思いっきり楽しみましょう!
P.S.
私? ・・・・ では、叫びますよ!
「@@@@」やっぱり小心ものの私(;^^)ヘ..