2013年7月23日火曜日

おはようさん 2013.7.24.

毎日、たくさんの患者さんたちの腹診をしていて・・・ 最近、急増中なのは胃の冷え:そう冷たいものの飲み過ぎから、自律神経を狂わせて、怠い・ふらつく・食欲不振や吐き気・下肢のむくみ・寝汗や浅眠 などなどを訴えるケースです。 時には、膵が胃の冷えに反応して、異常に熱邪に犯されている人たちもいます。 糖尿&肥満が一気に悪化するよ! 氷入りの冷たいものをガブガブ飲んでる人たちは、まちがいなく肩こり・腰痛と慢性熱中症症状(もう身体の芯から熱くて熱くて・・・)を呈しています。そして・・・元気が出ない・やる気がしない・怠い・仕事したくない・・・な夏バテ症候群に陥ってしまいます。 ベランダ菜園してると、四季の移ろい・天地自然の理がよくわかります。 梅雨の時期、あれだけ成育しなかったキュウリさんがこの猛暑の下、どんどん立派な実を実らせてくれています。逆にミニトマトさんは急に枯れ始めました。ゴーヤさんには洗濯物干しを占拠されちゃいました。 蓮風先生ふうに言えば、このちょっとした季節の移ろいにも、植物たちの盛衰にも、すべてに陰陽の清き流れが見いだせます。 人間だって、同じですよね。 常温の麦茶が夏の飲み物の定番だった頃、今よりみんな、もっと元気だったように思います。 皮膚病と言えばアセモ:汗疹ばかりで、アトピーは珍しかったんじゃないかなぁ。子供はみんな、真っ黒くろすけだったし。 冷房の効いた部屋に閉じこもってると、ひどい脾虚になります。気血津液の流れがバラバラに乱れます。大阪は猛暑で渇水なのに京都は集中豪雨で洪水、奈良は雷雨で大停電・・・みたいな乱れ方をします。 冷たいものをガブガブ飲み食いすると、まず胃土が冷えて元気&やる気をなくします。下痢したり嘔気したり、水分不足で熱中症になったりしてしまいます。 次に肝が乱れます。肝鬱気滞でうつ状態になったり、肝火上炎でイライラが爆発して大変なことをしでかしたり・・・そうそう、アルコールの飲み過ぎも多いですね。 もちろん肺も乱れます。夏の皮膚病はもちろんだけど、日焼けのしみ・肌荒れも「快適な夏生活」の副作用です。 そして心も乱れると、もう正気ではいられません。身体の悲鳴など馬耳東風。我欲の狂乱乱舞するままに冷房&冷たいもの:冷あらずんば人にあらず になってしまいます。 陰陽の対極図を思い浮かべながら・・・ 陰陽の清き流れ、陰陽の回転が止まれば、すべては邪になります。 陰陽の回転がどんどん加速していって極まれば、すべては光になります。 「快適な夏生活」がどちらかは・・・当たり前ですよね。 ♪ 僕らはみんな生きている ♪ そう、春夏秋冬を生きてます。 こころと身体のバランスを最適に保つには、夏の暑さ、冬の寒さは必需な天啓だと思うのです。