2013年7月11日木曜日

おはようさん 2013.7.12.

木曜日の外来で。 開院当初からのおじいさん患者さん、今は重度の認知症で、時々、車イスで通院されます。 導尿バルーンを交換して、点滴して、拘縮予防のリハビリして。 最近は、認知症治療を主眼に百会に鍼をしています。他の原穴にもチャレンジしたけれど、おじいちゃん、じっとしてませんのでムリでした。唯一、頭のてっぺんだけは触りにいきません。 百会は毎回、私の労宮で、ちゃんと衛気の乱れを感じ取りながら、百会の前後左右に投入鍼法してます。先日、蓮風先生の労宮と氣のエナジーバーストしてから・・・私の労宮が別にとんでもなく鋭敏になったわけではありませんが、「これでいいのだぁ」な確信&自信を持てました。 すると、百会が3Dイメージングされたように、感覚的に見えてくるようになりました。 西洋医学的なエビデンスも実証もない怪しい世界ですが、そもそも人間がかくも壮大な化学反応連鎖に末に生きていること自体が超怪しい世界でもあるので、まぁ、いいんじゃないですかね。 拘縮予防には、手足の原穴診をして虚実の明らかな穴に古代鍼をしています。 古代鍼は患者さんの肌に触れるか触れないか・・・蓮風先生の施術を見てると、皮膚面からかなり離れたところで施術されていますが、私にはまだまだ・・・でもね、最近は皮膚面3〜5cmでビリビリビリンコと氣エナジーを感じるようになってきたので、時々は蓮風先生っぽく施術してみたりして。。。 傍から見ると、怪しいこと、してるように見えるやろうなぁ (;^^)ヘ.. 今週になって、あれ、何してるの? 私も鍼をして欲しいわ なリハビリ患者さんたちも増えました。 診察室では夢分流腹診&打鍼をしてますので、木槌の善き響きが聞こえてくるでしょう。 これも怪しまれたらいけないので、時々、リハビリ室のTVに蓮風先生の打鍼ビデオを流して、それとなく患者さんたちを教育しております。 みなさん、見てないようで、けっこう見てますからね。 認知症・自律神経失調症・うつ病・糖尿病・ガン後遺症 今、蓮風鍼法してるのはこんな患者さんたちですが、(岡目八目じゃなくても)結構効果ありますよ。 どんどん顔色がよくなったり、ふらつき・耳鳴り・頭痛が減ったりしてますから。 そんなわけで、今日の午前診は診察室とリハビリ室を行ったり来たりの大忙し。 看護婦さんは、よぅ歩いたわぁ 今度は万歩計つけとこっ と満足気でした。 鍼するために診察する 患者さんをよく診る 患者さんを触る&触る&触る 患者さんの氣に触れる&触れる&触れる そして、患者さんの邪気を浴びたり・見届けたり・解き放ったり 診察が終わる頃には、私も元気になっているのがわかります。 患者さんに自分の邪気を入れることのないように&患者さんの善き気を奪い取らないように気をつけていますから、これは患者さんの邪気を祓った時に、自分の邪気も共に祓われたんだと思います。 巫女さんと同じやね。 邪気を祓ってあげると、どんどん自分も清められていく感じです。 蓮風先生が「鍼やってるのが楽しくで仕方ない」気持ちは、こういう感じかしら・・・と思いました。 午後は藤本漢祥院での研修&治療でした。 今日は左後谿。前回と同じですが、これで半年以上悩まされていた膝痛が10→3に激減したので納得です。 丁寧に診察していただいて、なるほど、こういうふうに触るんだな・・・と、とてもお勉強になりました。 後谿は疏肝理気。ストレスが溶けていくからでしょうね、うとうとええ感じでした。 その時、見た夢は・・・吉兆! 巨大な黄金色のウンチが鍼して休んでいる自分の上に降りて来て、全身、黄金色に染まりました。 黄金ウンチの中からは、車や宝石や・・・いはゆるお宝物がざくざくと出てきましたが、あんまり興味もなく・・・すると黄金ウンチに染まった周囲は、黄金色の豊かな実りの畑へと変わって。 オレンジ色のお日さまがとてもきれいでした。 きっとね、今のこの道、進んでいる鍼灸の道は幸せ&美な世界に続いてるんだね、と確信しました。 蓮風鍼法の練習方法も伝授してくださいましたよ。 木の箱に一番細い鍼を刺入する・・・むつかしそう 洗面器に水をいっぱいにはっておいて、キュウリや茄子を浮かべて、それに鍼をする方法も教えていただきました。重心の一瞬の見極めのトレーニングにもなりますね。 蓮風先生は「行き着くところ、易になるよ」とおっしゃりましたが、なるほど、易は何のためにするのか? 明日を、未来を知りたいからでしょう。 天地自然の理、四季の移ろい、星々の動きをよくよく観察して、明日の・未来の出来事を予想する・・・易の始まりはそんな欲求心からじゃないかしらむ。 鍼灸の診察をしながら、これは未来もわかるぞ と気づいていました。 身体の中に潜んでいる邪気と意識を繋げ、邪気の意図を知り、邪気が出て行けるような手立てをたてる。 そして、邪気が解き放たれれば、その先の未来が変わります。 アーユルヴェーダの脈診では、患者さんの過去にアクセスすることが出来るので、未来も可能かしらむ?と考えたことはありましたが、さすがにアーユルヴェーダでは難しいです。 鍼灸では衛気も衛気もなるべく乱さないように、邪気に触れていきます。 だから、邪気を怒らせたり、怯えさせたりすることなく、邪気の本音と触れあうことができます。 インナーチャイルドと触れあうように、邪気を和&輪:許して・認めて・愛して・信じてあげれば、邪気はきっと自ら解放されていくでしょう。 そこに、新しい未来が見えてくるはずです。 今でさえ、患者さんの顔を診ながら、あれこれ、病状を当てていくので、看護婦さんがしきりにフォローしてくれてますが、これが易のレベルにまで昇華すると・・・はたして・・・楽しみですね。