2013年7月4日木曜日
おはようさん 2013.7.5.
木曜日の午後は藤本蓮風先生の漢祥院での研修&治療です。
いつも早めに行って、うちから紹介させていただいた患者さんたちのカルテを見ています。
外来診察の折、蓮風先生にどこにどんな鍼をしていただいているのか?を知っていると、それを踏まえた問診が出来ます。
例えば、むくみ具合・頭痛・怠さ・かゆみ・動悸・・・
患者さんから鍼の具合を尋ねられても、ちゃんと答えられますしね。
緊急時には、患者さんが漢祥院に行けなくても、同じ鍼をすることも出来ます。
もちろん、蓮風先生が富士山なら、私は天保山・・・ちゃんと漢祥院へは通院していただきますが。
今日は脳室周囲白質変性症なる確定診断を有名大病院でつけていただいてる歩行障害の幼児ちゃんを漢祥院で診ました。
先日、脳MRIは診たのですが、これのどこが白質変性症なの?・・・だった子供ちゃんです。
診るとやはり、白質変性症と確定するには矛盾ばかりが見つかって・・・。
私の見立ては、小脳の発育遅延(発育障害でないところがミソ)
幼児がつかまり立ちして、歩けるようになるには1年かかります。
2年近くかかる子供もしばしばですが、歩き出したらすぐに普通の歩行になります。
発生学上、出生時には小脳はまだ完成されておらず、平衡感覚や歩行調節を司る細胞軍団は小脳の中を行軍中なのです。
順調良くいけば、1才には定位置に配置につくので歩けるようになります。
でも、そこはいろいろなファクターがあります。
なかには関ヶ原の戦いに向かう徳川秀忠軍みたいになることだってあるでしょう。
もちろん、病的な遅延も考えられます。
遅れなのか? 病的なのか? そこの見極めはどうしましょう?
神経反射を診ることは大切です。
でも、異常反射はありませんでした。
画像も、血液も白黒つけられない・・・さぁ、どうしましょう。
西洋医学ではお手上げです。でもプライドが高いので、わかりません とは言えませんよね。
(西洋医学の医者が最も敗北&屈辱感を味わうのは、死 と わかりません デス)
私は子供ちゃんの目を診てました。
目の輝き具合・・・まったく正常でした。
舌癒着症で自閉症や多動症などの精神症状の子供たちをたくさん診てきた経験上、目の輝き具合が術後の改善度を教えてくれることを知っています。
東洋医学の望診ですね。
目の輝き具合は生気です。
今日の子供ちゃんは、その生気がとても輝いていました。
これで回復しないわけがない!と直感しました。
エビデンス? 根拠? 論治? ・・・ただの直感です。
でもね、生気 氣と向き合うのに、揺るぎない直感以外に何があるのですか?
腹診や背候診、脈診で、指や掌・労宮で精妙な虚実陰陽の変化を感じ取っていて、この直感への迷いが浮かんだ途端に、飛ぶのを忘れた鳥・泳ぎを忘れた魚になってしまいます。
この直感のない普通の人たちが蓮風先生の古代鍼をかざす治療を見て、マジックだ!と叫び驚くのと同じレベルになってしまいます。
この子供ちゃんを診ながら、いろんなメッセージが降りて来たので、お母さんに伝えました。
今年中には走れるようになるよ。
家で裸足になって、布団の上でジャンプ遊びをしよう。
・・・(その他 いろいろと)・・・
今日の直感を私は信じています。
蓮風先生もご自分の直感を信じておられます。
お母さんも蓮風先生と私のことを信じてくれています。
だから・・・治ります。
な〜んだ、とってもシンプルじゃん(*^^)v
善き氣はシンプルなところに集まってきます。
だから、大丈夫。
そしてね、みなさんも今日の子供ちゃんに、がんばれ! 大丈夫だよ!の氣を送っていただけると、ますます&グングン大丈夫になります。よろしくデス。
今日の私の蓮風鍼灸の治療は、右後谿に40分でした。
診察では胆兪と中枢、特に中枢に強い圧痛がありました。
ここのところ、ストレス&心配が多いですからねぇ。。。
後谿は痛いよ!って聞いていたので、ちょいと身構えましたが、さほど痛くもなく。
40分間はウトウトして、とてもリラックスできました。
こうして夜、書いていても、心地よい眠気に包まれています。
う〜ん、さすが、後谿やわぁ\(^^@)/
帰り道、ワーゲン君で阪神高速を走りながら、顔が緩んでいるのに気づきました。
ここのところ、自分でもきつい顔してるなぁ、と思ってましたから、蓮風先生の鍼灸はさすがです。
もしかしたら、この顔の緩みが、これからの人生を変えてしまうかもしれませんよね。
人生の節目なんて、そんなもんですから。
そう思うと、鍼灸して微笑むか、ストレス抱えたまま歯を食いしばるか、の違いは大きいと実感しました。