2017年4月7日金曜日
ごきげんさん 2017.4.7.
午後になると前額部の頭重感にさいなまれている20代女性を診ました。
西洋医学的な問診で副鼻腔炎(前額洞炎)、水頭症やラトケ嚢胞、頭蓋咽頭腫や下垂体腫瘍、もやもや病などは除外して(ちゃんと脳外科専門医しています)、漢方四診をしました。
予想通りのひどい冷え症と水毒が脈診・舌診・腹診に出ていました。
脳氣功すると・・・脳が体毒と水毒でベットリどろどろに覆われていて見えません。
脳幹ー仙骨の氣血は淀んで、あまり流れていませんでした。百会も閉じています。
「もの忘れをよくする?」の問いはBINGO!でした。
このまま放置すれば、若年性認知症の運命だったかも。来て良かったですね。
そのまま脳氣功の波動で身体を診ていくと、子宮卵巣に水毒(湿濁)の塊が・・・聴けば多発性卵巣嚢胞があるとか・・・またしてもBINGO!です。
メタトロンを導入しなくてよかったです(話が流れたのも天啓ですね)
食生活は、典型的なNG食品のオンパレードです。ストレスからの胃火が成せる災いです。
○○○は好き?がすべてBINGO!! 恐れ入りました。
治療は、まず自然医学の食養生からです。
・なんちゃってグルテンフリー(パン・パスタ・うどん禁止:醤油などの調味料やソバは可)
・白モノ禁止(白砂糖・白塩・白米)
・乳製品禁止=未来の乳癌の危険性大(氣功診で右乳房下外側に軽度の悪血アリ=まだまだ未病)
・コンビニ食&ファーストフード禁止
もちろん、華陀鼎灸もお薦めです。
食養生をきちんと出来れば、それだけで主訴も冷え症も(将来の)不妊症も癌も治ります。
保険治療的には・・・
漢方薬は、主訴の頭重感には葛根湯(鼠径部圧痛があるので筋筋膜性肩こりもあります。これを治めれば頭重感も軽快するでしょう)、下半身の冷えには苓桂朮甘湯(茯苓桂枝白朮甘草湯)を処方しました。
このままNG食品生活を続けていたら・・・30代は不妊症で悩み、40代は更年期障害と不眠症で苦しみ、50代は肥満と変形性関節症で痛み、60代は認知症で惑う人生だったでしょう・・・途中で癌死も可能性大です。
受診してよかったですね。
未病を治すために、食養生をしっかりとしていただきたいと願っています。