2017年4月10日月曜日

ごきげんさん 2017.4.10.

華陀刺絡療法がよくわかる本はありますか? とのお尋ねをいただきました。 鍼灸を教えていただき、氣を診る手を授けていただいた藤本蓮風先生のご本にも、 経絡を診て、触れるだけで氣血が動かせることを教えていただいた吉川正子先生の論文にも、 華陀刺絡療法は出てきません。 30年以上にわたる漢方診察の経験値と蓮風先生、吉川先生からの鍼灸の学びを虫眼鏡のように収束して火をつけてくれたのが安保徹先生と福田稔先生のご本でした。 小林健先生は、鍼灸と量子波動医学を関連づけてくださっただけでなく、「すべての経穴経絡を疎通する」ことの重大性を教えてくださいました。 そして、華陀刺絡療法が生まれました。 安保先生にも福田先生にもお目にかかったことはありませんが、特に福田先生のご本を読んでいると、まるですぐそばで見ているかのように、先生の治療の一挙手一投足がはっきりとイメージされました。 量子波動医学は時空間の垣根はありません。すべては「今」に収束しています。 量子的に福田先生の治療を見ていると、先生は経絡と氣血の動きがちゃんと見えていたことがわかります。 「経絡が見える」 鍼灸漢方医にはとても大切な能力ですが、なかなかお目にかかれません。 (見えない鍼灸漢方医はすぐに器機に頼ろうとします) 華陀刺絡療法の本はありませんが、参考となるのは・・・ ・福田稔の気血免疫療法 やらんばなるまい医療革命!! 静風社 ・福田稔 安保徹  奇跡を起こす脅威の免疫療法 SBクリエイティブ ・「自律神経免疫療法」」入門 免疫力を高めて病気を治す画期的治療法 すべての治療家と患者のための実践書 福田稔著 三和書籍 ・新がん革命 安保徹 船瀬俊介 奇 埈成 ヒカルランド ・安保徹の免疫力を高める食べ方 中経文庫 ・「ガンが食事で治る」という事実 済陽式ガンの食事療法vs星野式ゲルソン療法  マキノ出版 ・量子医学 小林健著 キラジェンヌ これらの本は私が読んできた本の一部ですが、華陀刺絡を左脳的に理解するのに役立つと思います。 尚、福田先生の遺された「気血免疫療法会」とは一切関係はございませんので、お間違えのなきように願います。 華陀刺絡療法の特徴は・・・ ・手指/足指の十井穴刺絡 実際に刺して血(氣)がクリアーになるまで絞ります。蓮風先生直伝の刺絡です。 ・反応している経穴経絡を「見ながら」頭部は鍼を打ち、身体は夢分流打鍼で氣血を疎通していきます。 ・頚部の衞氣反応穴(全身の衞氣をコントロールしている経穴)を疎通します。 ・脳氣功 脳氣功は正しく量子医学です。脳だけでなく、全身を量子波動的に診ながら、波動調節していきます。 ・仙骨開窮法 脳ー仙骨を流れる氣血を疎通します。 ・華陀鼎灸 華陀ってあの三国志の・・・小林健先生に船井幸雄・甲田光雄先生が現れるように、私には華陀老師がいろいろと伝授してくださいます。これも量子の世界ですね。 華陀刺絡療法では、毎回、施術前に院内迅速血液検査で白血球の顆粒球:リンパ球比率を測定して、安保教授の免疫理論から交感神経の過緊張・副交感神経の過緊張の推移を診ています。 末期ガンの場合、週1回の施術でこの自律神経のバランスは整ってきて、症状も安定してきます。 (2週間に1回では、症状は悪化することが多いです) 重度のアトピーの場合、少なくとも2週間に1回の施術が必要です。 脳卒中後遺症にも効果がありますし、認知症の予防・治療にも効きます。 今は元気だけど未病を防ぎたい方(心身のメンテナンス)は、月1回の施術をお薦めします。 華陀刺絡療法の目的は、(1)体毒の排泄 (2)氣血の疎通 (3)免疫力と自然治癒力の向上 です。 副作用は、陰陽・氣血水のバランスを整える治療ですから、何か起こるとすれば瞑眩反応:好転反応だと考えます。 華陀刺絡療法で治らない時(末期癌などで厳しい状況にある場合など)には、少食療法や尿断食などの併用もお薦めすることがあります。 他院での抗癌剤やステロイド、免疫抑制剤と華陀刺絡療法との併用は、治療効果はドン!と落ちますが可能です。その場合は、施術回数を増やすことも必要となります。 もちろん、毎日施術されても大丈夫です(蓮風先生は遠方からの癌患者さんには十井穴刺絡を朝夕されていました) 華陀刺絡療法は自然医学です。 病を治すのはあなたです。 華陀刺絡療法は、免疫力と自然治癒力で自ら治ろうとしているあなたを精一杯アシストします。