2017年4月27日木曜日
ごきげんさん 2017.4.27.
安保徹教授は「夜の間に病気が作られる。そして夜の間に治る」とおっしゃっています。
休息&排泄の副交感神経系は夜間に優位になるからという免疫論を知っていると、なるほど、とうなづけます。
東洋医学では、夜は陰が隆盛します。
昼間にがんばってくれた陽を育み補いながら陽の老廃物を排泄してくれるのが夜の陰です。
夜遅くまで仕事や大食・遊興に耽ると、陽は疲弊し、陰は出番を失います。
朝が来ても陽が疲弊したままだと、大切な腎精を浪費してしまいます。
生まれながらに持ってきた&これまでの善行で蓄えてきた貯金をおろして、栄養活力ドリンク剤を買ってしまうようなものです。
気がつけば、腎精が衰えて実年齢よりも老化が進んでしまっています。
善行預金が乏しくなると、あらゆる運気が低迷してしまいます。
こころの闇を照らす光も衰えて、こころの病が拡がります。
生きる力、生きようとする力が衰えると、ギャンブルやドラッグ依存に堕ちたり、自殺に追い込まれてしまいます。
免疫力も自然治癒力も衰えるので、ガンはもちろんのこと様々な病気に陥ります。
朝が来ても出番を待つ陰が行列を作っていると、浮腫・冷え・倦怠感・関節痛・頭重感・生理不順などを来します。
やる気のなさ・疲れがとれない・ボッとする・慢性疲労・抜け毛・肌荒れ・・・身もこころも元気を失ってしまいます。
1日だけ、短期間だけのムリなら、乱れてしまった陰陽のバランスも十分な休養で回復できます。
しかし、陰陽の乱れを毎日、積み重ねていくと・・・心身の病気、突然死、不運悪運の蟻地獄に落ち込んでしまいます。
早寝早起きこそが陰陽のバランスを回復してくれます。
自律神経:交感神経と副交感神経のバランスも整えてくれます。
だから「夜の間に病気が作られる。そして夜の間に治る」なのです。