2017年4月21日金曜日

ごきげんさん 2017.4.21.

中国人ツアーコンダクターの方がメニエル病で初診されました。 昨日から回転性めまいがひどく、小脳ー脳幹性嘔吐もともなっています。 明かなメニエル病です(突発性難聴はありませんでした) 漢方四診では、頭熱足寒がひどく、舌は湿濁・脾に邪毒・腎と下半身に水毒著明、悪血あり。 脈診も頭熱足寒・水毒湿濁ひどく、腹診では柴胡の証強く、肝火上炎・ストレス大、腎虚脾虚でした。 脳氣功では、左脳の氣ダウンでスカスカ(右脳の侵食なし)・脳幹水毒湿濁と気虚・視床下部と下垂体機能低下がありました。 安保免疫理論に基づく血液検査では、CRPマイナスで炎症反応なしですが、顆粒球がなんと87.5%!! これまでの最高値です。超弩級交感神経過緊張状態=強大なイライラ型ストレスです。 よくこれでメニエル病で済んだね。。。 メニエル病の点滴治療とお薬を処方しました。 2週間前からメニエル病の兆候はあったとのこと・・・ これは運が良かっただけで、もしかしたら今頃、左脳梗塞や脳出血を起こしていたかもしれないよ。 運悪ければ、死んでいたかもしれないよ。 このめまいは、心身がどうしても動くな! 休め!と叫んでいる声だから、しばらく休養しなさい、とアドバイスしました。 本人もそれなりに危機を自覚されていた様子で、会社に休業の連絡をされていました。 未病ではなかったけれど、重病を防げて、よかった&よかった。 ガンの患者さんでは、顆粒球が70%を超えると、再発再燃しやすくなります。 80%以上・・・いつ 癌・潰瘍・高血圧発作・脳卒中・イライラ精神病に陥ってもおかしくありません。 逆にみれば、ガン・潰瘍・高血圧発作・脳卒中などで倒れてしまう前に、何かしらの前兆がある人も多いのです。 そこで「この症状・病気の意味は? これはイエローカードかな?」と立ち止まり、自らを振り返ってみることのできる人は、救われます。 そして、どんなに忙しくても、すごいストレスを抱えていても、 神さまに見守られ、愛されている人には、このように強い「気づき病」を授かります。 どんな人が神さまに見守られ愛されるのでしょうか? 素直な人・うそのない人・愛のある人・自立している人・世のため人のためにがんばっている人 慈愛慈悲の人・笑顔の人・目が輝いている人 私のまわりにはたくさんおられるし、奥山医院の常連さんは皆さん、そんな人ばかりだけど、 世の中には・・・稀なんですね。