2016年5月26日木曜日
ごきげんさん 2016.5.26.
旧医院で18年診てきた腎癌+肺転移の患者さまを新医院でも診ています。
火事から今年初めの再出発までのブランクの間に、まったく動いていなかった病巣が増えたり、大きくなったりしていることがPETなどの画像診断でわかりました。
早速、主治医から「よく効く抗癌剤があるから飲みなさい」と言われて、ひどく落ち込んだまま、やっとの思いで再診してくださいました。
膵臓に影がある・・・だけで「はい!よく効く抗癌剤を飲みましょう」が民間病院の癌治療の現状です。
私の手を離れた1年半の間に、少し悪化したわけです。
火事になる前の3年間は、週3回ほど、夢分流打鍼を中心に漢方鍼灸治療をしてきました。
きっとこの患者さまには漢方鍼灸治療が免疫力と自然治癒力をアップするのに大いに役立っていたのでしょう。(エビデンスはありません)
今はその漢方鍼灸治療もあの頃よりも格段の進歩を遂げています。もっと良くする手応えがあります。
更に癌患者さまには「小食療法」もあります。
今日も漢方鍼灸治療をしながら、小食療法について詳しくご案内させていただきました。
一日2食にする。慣れてくれば一日1食にする・・・ ・・・そんなんムリやわ!
(私) ・・・ ・・・ ・・・
癌の増大宣言&抗癌剤服用 と 小食療法&週2〜3回の漢方鍼灸治療
私の中では 抗癌剤<<<小食療法と漢方鍼灸治療 なのですが・・・
だって、人間だもの・・・で、難しいですね。
抗癌剤と小食療法を併用できませんか?
う〜ん、抗癌剤の副作用が予想されるから、併用は難しいでしょう。
(吐き気、下痢、便秘、腹痛、胸焼け、胃もたれ、微熱、怠さ、食思不振、痺れ など)
抗癌剤と漢方鍼灸治療との併用は良いですよ。副作用を抑えることもできます。
・・・ここまで遠いからなぁ。。。(ふたりとも沈黙・・・)
小食療法の本を振り返ってみると、末期癌で三大癌治療(手術・放射線・抗癌剤)はムリだと宣告された患者さまが小食療法で劇的に改善した報告が多かったことに気づきました。
なるほど・・・抗癌剤を導入しながらの小食療法は副作用の問題でなかなか併用できなかったわけです。
この患者さまとは20年以上もの固い縁で結ばれていますし、小食療法アドバイス外来の開始を宣言したその日に意を決して受診されたわけですから、きっと次回来院時には前向きになってくださっていると思います。
私も今日で一日1食の小食療法4日目です。
まったく違和感ありません。一日2食の時より元気だし、脳活アップしているように感じます。
夕方になると、とても気持ち良い空腹感があります。
身体もさまざまな呪縛から自由になって、とても喜んでいるのが感じられます。
なんだかゾーンに入ってきたような嬉しい感覚です。
(ゾーン:人がものごとに集中、没頭していてさらに上手くいっている精神状態)