2016年5月17日火曜日
ごきげんさん 2016.5.17.
腸内フローラの面白い記事を見つけました。
「人付き合いは「腸内フローラの多様化」を促す:研究結果
健康に大きな影響を及ぼすとされる腸内フローラ。その多様性を生み出すのに、食生活はもちろん集団や仲間との交流が深く関係しているとする研究結果が示された。
興味深いのは、血縁関係にないメンバー間の腸内フローラの構成が、親子のものと同じほど似通っていたことだ。赤ん坊の腸内細菌は、母から子へと垂直的に受け継がれるとされるが、これは腸内細菌が、時間が経つにつれて群れのメンバーからも水平的に共有されることを示唆している。
最近の研究で明らかになりつつあるのは、腸内フローラはヒトの健康において重量な鍵のひとつということである。腸内に棲息する複雑な微生物生態系は、われわれの免疫を活性化させ、病原菌の感染を制御したり、消化しづらい食物を分解し、必要な栄養素を合成したりする。
肥満、パーキンソン病、糖尿病は、腸内細菌叢との関連性が示唆されているし、何らかの理由で腸内フローラの多様性が失われると、クローン病、クロストリジウム・ディフィシル感染症といった重病に発展することもある。健康のため、乳酸菌やビフィズス菌などで腸内環境を整える「プロバイオティクス」が注目されているが、常在細菌のバランスが個人の健康において重要な役割を果たしているのは明らかである。
特に日本のような国では挨拶にハグやキスの習慣もない。それでもヒトは「微生物の雲」を伴って仲間と交流する。握手や、電車のつり革からでも、日常の行動において微生物は別の宿主へと乗り移ることだろう。」
これまで癌の家系や生活習慣病の家系は多分に遺伝子的な要素だと考えられてきましたが、
実は腸内フローラを代々引き継いできているためではないか?とも思えます。
家族は同じ腸内フローラを持っています。
太ってる、汗かき、便秘症、せっかち、低血圧・・・さまざまな症状が親から子へと腸内フローラを介してコピーされているのかもしれません。
親と同じ性格、同じ考え方や癖、しゃべり方なども腸内フローラの影響が大きいかもしれませんし、
恋愛相手も親に似た人を選んでしまう・・・腸内フローラがそうさせているのかも。
人間の細胞60兆個よりも腸内フローラの方が多いのですから・・・与党には逆らえません。
男と女の運命の出逢い・・・ひとめぼれ・・・は実は腸内フローラが自分たちに欠けている細菌フローラをたくさん持っているパートナーを選ぼうとしているだけだ、とも言われています。
恋のキューピットは腸内フローラだった・・・のかもしれません。
結婚して10年、20年と経つうちに、次第にお互いが似たもの夫婦になってしまうのも、
腸内フローラの仕業でしょう。
電車通勤している人たちは、帰りの電車の時間はまちまちですが、朝の電車はいつも同じ時間&車両になりがちです。
つまり・・・朝の通勤時間帯で同じ腸内フローラを共有シェアーしているかもしれません。
旧医院はパナソニック本社のすぐ近くにありましたので、朝の通勤電車から吐き出されてくる大軍団をいろいろな時間帯で観察できました。
7時前後に通勤する人は少ないですが、皆さん、目力が優れていて、姿勢もシュッとしていました。
7時半前後になると、普通のサラリーマンばかりに見えました。
8時を過ぎると、リストラ対象だろうなぁ・・・な人ばかりでした。
いくらやる気があっても、どんな能力があっても、悪玉腸内フローラに感染してしまうと芽が出ません。
逆に、がんばって朝活組と一緒に毎朝、行動していれば、善玉腸内フローラに感染して運気がアップするでしょう。
元気な人、運気上々の人のそばに行くと、その元気や運気のおこぼれをいただけるなんて言いますが、
それは迷信などではなく、元気や運気を生み出している腸内フローラをもらってきているのかもしれません。
別に握手やハグ(やキス)をする必要はありません。
「微生物の雲」はオーラのようなものです。
この人の腸内フローラが欲しい、と直感した時には、その人とちょっと立ち話をするだけでもOKです。
(内緒で時々、大きく息を吸い込んだりも・・)
この人の元気&運気を取り込むぞ!と意識するともっと効果的でしょう。
さぁ 明日の朝から電車でどの人の横に座るか・立つか・・なかなかの楽しみですよね。