2016年5月16日月曜日
ごきげんさん 2016.5.16.
早速、「小児麻痺の尖足は鍼灸漢方で治るのですか?」 とのお問合せをいただきました。
今以上の悪化は防げます。尖足も緩やかになります。ただ、さすがに正常な足関節には戻れません。
装具をつけての歩き方はスムーズになります。
姿勢が改善されるので、腰痛や肩こり、手作業の早さ&正確さも良くなってきます。
何より本人がとても喜んでくれます。
小児麻痺の尖足は湿痰や湿熱、脾虚が関与しています。
足指の十井穴刺絡を主とした疏経活血の鍼灸漢方で尖足にまつわる邪気を取り除いていきます。
「どれくらいの頻度で通ったらいいですか?」
昨日、ご紹介した小児麻痺の方は週1回の治療をずっと続けていました。
脳梗塞の後遺症の患者さまを鍼灸漢方治療していて感じるのは、少なくとも週1回の治療は必要です。
せっかく経絡を全て疎通しても2週間後に診ると元の状態に戻っています。
日々溜まってくる悪血や湿痰など(アーユルヴェーダ的に言えばアーマ)は治療で取り除いても、2週間で元のように溜まってしまうことが多いのです。
小児麻痺の後遺症・脳梗塞の後遺症の鍼灸漢方での治療は、週1回以上をお薦めします。
癌の鍼灸漢方治療の場合は、癌の3大治療などによって、その癌の進行が抑えられている場合は、週1回〜2週間に1回を、
癌が進行している場合は、週2〜4回の治療をお薦めしています。
最近、日本でもようやく抗癌剤と放射線療法の本当の功罪が明るみに出てきました。
手術は受けるけれど、抗癌剤と放射線療法は拒否される癌患者さんが増えています。
大病院で3大癌治療を拒否すると、その病院から三行半を投げつけられ、追い出されてしまった・・・という悲惨な話を聞くと、とても悲しくなります。
3大癌治療は攻めの治療です。攻めて攻めて攻めまくります。
代替医療 特に鍼灸漢方治療は守りの治療です。
免疫力と自然治癒力を高めることで癌との共存を図ります。
癌が進行しているということは、心身のどこかでバランスを崩して、免疫力と自然治癒力が低下しているはずです。
この異常を経穴経絡を介して見つけ出し、その場で治療してしまうのが鍼灸漢方治療です。
癌の進行が認められる場合、週1〜3回の「あきらめない癌の漢方経絡太極療法」をお薦めしています。
もちろん3大癌治療も、他の代替医療との併用も可能です。
腸内フローラは免疫力を支配していると言われています。
当然、自然治癒力も腸内フローラの支配下にあります。
この腸内フローラを善玉&元気玉にするのは漢方薬のお役目です。
まずは腹腔内、特に骨盤内の悪血と冷えを改善しなくてはいけません。
いくらお風呂に入っても、ホッカイロを貼っても、骨盤内の悪血と冷えはびくともしません。
これまでの便秘を治す、冷えを治す・・・などの対症的な考え方をステップアップして、
腸内フローラを善玉&元気玉に育んでいく漢方処方をしていきましょう。
きっと癌の進行や再発をより効果的に抑えることができるでしょう。
癌治療もルネッサンスを迎えようとしています。
その癌治療ルネッサンスの先駆けを担っていると感じながら、日々、天賦の経絡感性を研鑽しています。