2016年5月13日金曜日

ごきげんさん 2016.5.13.

朝9時 診察の合間に地下鉄御堂筋線で銀行まで往復してきました。 ものすごい人人人・・・圧倒されます。 朝なのに元気な顔の人が少ないのにも驚かされます。 漢方の四診の中に望診があります。 顔を見て、どんな状態なのか? どこが悪いのか?を診ます。 ムリをし過ぎている人  朝から怒りで頭が狂いそうな人 昨夜も悪夢ばかりで眠れなかった人  今朝も貧血で起きられなかった人 この人、大丈夫なのかな? と心配してしまいます。 そう! こういうがんばっている半病人の人たちを助けるために、いろいろな点滴を創ったのです。 私のこれまでの医者人生の集大成です。 脳外科医の経験と知識が「脳活点滴」「シンデレラ点滴」を生み出しました。 抗加齢学専門医としての先端医療との関わりが「元気ビタミン点滴」に生かされています。 心療内科を診てきた20年の経験と漢方専門医の智恵が融合して「肝救点滴」になりました。 旧医院のおとしよりたちの苦痛と笑顔が「痛みクリア点滴」を磨いてくれました。 地下鉄から這い出てくるゾンビのような顔をした人たちとすれ違いながら、 この人たちを救わせてください と神さまに祈りました。 最も気がかりなのは、 癌の顔をしている人  脳卒中の顔をしている人 です。 もちろん本人は気づいていないでしょう・・・否、身体とこころはSOSの悲鳴をあげているはずですが、聞こえない・気づかないだけなのです。 脳外科医は救急の現場で、治療すれば助かる人と助からない人の判断をするという過酷なトレーニングを受けています。 今はそれ以上に過酷な試練です。 治療すれば助かる人たちに声が届かないのです。 ただ遠くから見ているだけ・・・本当はごきげんさんな笑顔の未来に生きられる人たちが闇へ堕ちていく・・・ただ無事を祈るしかありません。 霊能者もこのような過酷な試練を乗り越えてきている、と中谷彰宏先生にうかがったことがあります。 その人の未来が見える・・・ 私は霊能者ではありませんが、病気と健康に関しては「未来が見えます。」 癌や難病の方でも、明るい未来 ごきげんさんな未来が必ずあります。 そんな光の未来に向かって、患者さまを導いていくのが今の天命だと感じています。