2014年9月6日土曜日

おはようさん 2014.9.5.

デング熱が流行っていますね。 蚊を媒介としているから、温暖化著しいこの国では数年したら・・・な話は置いといて。 世界中で危惧されているのはエボラ出血熱です。 エボラ出血熱の症状をググってみると・・・ 発病は突発的で、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、食欲不振などから、嘔吐、下痢、腹痛などを呈する。進行すると口腔、歯肉、結膜、鼻腔、皮膚、消化管など全身に出血、吐血、下血がみられ、死亡する。致死率は50 - 90%と非常に高い。 西洋医学的治療は、やはりエボラウィルス(RNAvirus)をやっつけろ!で、さまざまな抗ウイルス薬が試されているようです。 東洋医学的に診れば・・・まずインフルエンザと同じ傷寒病ですね。 衛気を破って侵入してきた外寒は、どうやらまず血を犯して全身に拡がってしまうようです。 ウイルスは全身でいろいろと悪さを始めますが、主力・・・例えればエボラ・クィーンは肝をまず支配してしまうようです。 肝を押さえれば、肺も脾も心も簡単に支配下に置くことができます。 血から溢れ出したエボラウィルスは、津液にも拡がり、脾虚となった消化器症状が憎悪します。 血尿や急性腎不全のような腎症状は目立たないようなので、どうやらエボラ・クィーンは腎を最後まで温存しておく作戦のようです。 血を犯し、肝を支配してしまう病気なので、ウイルス軍団の兵站はとても重要なポイントです。 だからこそ、腎を温存して、常と変わらずに腎精を肝に運び込んでもらわないと困るのでしょう。 脳炎による意識不明といった症状も挙げられていないので、インフルエンザのように感染初期から毒素を蒔き散らかす戦略ではなく、血に乗って、あくまで熱邪で力押ししてくる・・・重装機甲軍団のようなタイプに思えます。 やがて脾も肺も血熱で破られて出血します。 最後は、心も血熱で破られて・・・突然の心停止でENDでしょう。 解剖所見は載っていませんが、多分、心臓の内外にも数多の出血斑があるだろうと推察します。 では、東洋医学的にはどのように治療すればいいのか? 腎を補すれば、ますますウイルスは増殖してしまいます。 肝の悪血ではないので、疏肝も無意味でしょう。 肝熱と言えば、神道(GV11) 大椎(GV14)と共に瀉法しまくりますか・・・なかなか手強そうです。 ・・・ ・・・ こうやって考えていると、いつもなら答えが降ってくるのですが、さすがに今夜は・・・音沙汰無しです。 こういう新しい病気は治しようがないのかしら? いえいえ、きっと「その時」が来たら、何かが閃くのでしょう。 まずは・・・こんな怖ろしい病気が世界中に拡がらないことを祈りましょう。 前世物語 「頭に何かかぶっていますか?」 「何もかぶっていません」 「どんな髪ですか?」 「肩くらいの長さでウェーブがかかっています。栗毛色です」 「ヒゲはどうですか?」 「ありません」 「顔の輪郭はどうですか?」 「面長で端正な顔立ちです」 「目の色は何色ですか?」 「青です」 「何か荷物を持っていますか?」 「左に剣を持っています」 「太ってますか、痩せてますか、筋肉質ですか?」 「背が高くてがっしりした大人です」  彼女の目がピクピク動き出しました。 「では、その男の人の中にしっかりと入ります。足から入って、身体を入れて、両手を入れて、頭を入れます。あなたはその男の人の中にしっかりと入っています。そして青い目でまわりを見て。まわりはどんな風景ですか?」  彼女は少し低い声で答えました。 「遠くに海が見えます。近くにはいろんな家が見えます。ここは町かな。石造りの白っぽい家が並んでいます」 「そこの天気はどうですか?」 「よく晴れています」 「気候はどうですか?」 「心地良い所です」 「海には船が見えますか?」 「はい」 「あなたはそれからどうしていますか?」 「街を歩いています」 「町を歩いているあなたの年齢は?」 「三十四才です」 「あなたの名前は何ですか?」 「オルヌ・・・」