2014年9月27日土曜日

おはようさん 2014.9.26.

今日の光の前世療法のテーマは、漠然とした悲しさの原因でした。 「悲しさの原因がわかる過去生へ」 髪の長い灰色の目をした男の人に降り立ちました。 家路の石の道を急ぎます。 石と木で自ら作った我が家に戻ると・・・家の中が荒らされていて、妻と子供がいません。 呆然としたまま、時が過ぎていきました。 実は過去生でのこのパターンはよく出てくるパターンです。 過去生の自分が狩りや仕事で外出中に、愛する家族が連れ去られてしまって、呆然とする・・・というパターンです。 その時の後悔は「家族を守れなかった」 そしてその人生での最大の決心が「今度こそ、家族を守る」となるわけです。 この過去生の人は、その後、60過ぎで亡くなりましたが、家族には会えないままでした。 死後、魂となってから、あの時、家族はどうなったのか?を見に戻ってみると・・・ 旅人の儲け話に乗って借金をしてしまったが、その借金を返せなくなって、奥さんと子供を連れて行かれてしまったのでした。 奥さんは港から船の乗せられて・・・でも船中で病没してしまいました。 子供は市場で働かされて、文字を読めないために苦労をしたけれども、結婚して子供も生まれて、幸せに暮らしました。ただ、あまりに幼かったので両親の記憶はなく、親に捨てられたと思っていました。 さて、この「家族を守れなかった」 だから「今生では家族を(誰かを)守る」という決心は、前世療法ではしばしば登場してきます。 親子依存症・子供や親との関係(父を許せない・子供を愛せない等々) 自分を・人を愛せない、許せない  生まれてきた意味がわからない 今生の目的は何か?  天職は?  仕事が続かない・うまくいかない理由は? 子供ができない・欲しくない理由は?  うつ病の原因は?  等々、思い出せたテーマだけでも多種多様です。 つまり・・・そんなもんに縛られとらんと、はよう自由に生きなはれ!ってことです。 この世に生を受けた時(胎児の時)から、さまざまなものに縛られています。 皮膚の色・身長・男女・人種なんてどうしようもない神さまの縛りもあれば、 家柄・財産・教育・両親・権力なんて、あってもなくても呪いたくなるやうな縛りもあります。 さらに人生を歩んでいけばいくほど、さまざまな縛りでギュウギュウになります。 大人になってできることと言えば、空を飛ぶ鳥を眺めながら、ただ溜息をつくことだけ・・・ すべての縛りから自由になろうとすれば、死ぬしかないでしょう。 芥川龍之介の「ただ漠然とした不安」も、自由に憧れたというよりも、すべてを投げ出してみたかっただけなのかもしれません。 すべての縛りから自由にならなくても、この世を幸せハッピーに生きることはできます。 自分にからみついてる縛りの中の最も太くきつい縛りを見つけて、ただそれだけを断ち切れば何とかなるのです。 光の前世療法は、そんな最も太くきつい縛りが何かに気づかせてくれます。 断ち切れない縛りは出てきません。 白人だったらよかったのにね。男だったらよかったのにね、なんて出来ないことを光さんは決して言いません。 光の前世療法で光さんが語ってくれることは、(その気になれば)すべて容易に受け入れられること、とても簡単なことばかりです。 今日のワークのこの方も光さんに「まずやるべきことは?」と尋ねると「早寝早起き」と言われれました。 早寝早起きを続ければ、漠然とした悲しみから自由になれて、今生の目的を果たす道を歩めるのです。 ねっ! 簡単でしょう! ひとつのワークを終えると、あぁ またひとつの人生を救うことができたねって思います。 もちろん、明日からどの道を進もうと、その方の自由です。 一切の干渉はしません。完全放置プレイです(;^^)ヘ.. だって、せっかくの人生だもの、自分の足で歩まなくちゃ 楽しめないもの。 光さんの大好きな人生の目的は「(今を・人生を)楽しみなさい」なのですから。 それでもやっぱり・・・今日のワークの方の幸せハッピーを祈る夜なのです。 前世物語 「死んだ時、何か決心したことはありますか?」 「今度こそ自分に正直に生きよう。両親から反対されても自分の気持ちを大切にしたい」 「あなたのまわりに、あなたを迎えに来た存在はいますか?」 「夫がいます」 「どんな様子ですか?」 「全然違っていて、すごく優しいです」 「夫は何と言っていますか?」 「さあ、行こう」 「ふたりでどこに向っていますか?」 「光です」 「それからどうしていますか?」 「たくさんの魂がいるところに着きました。・・・もう一度やり直そう、と約束しています。ここはとっても自由で、話さなくても心で会話が出来ます。生きている時は話すのがとても大変だったのに、今はこんなに楽で信じられません」 「他に何か約束しましたか?」 「何があっても一緒になる、って誓いました。今度こそ、ちゃんと向き合って愛し合えるように努力する、って。優しくする、って誓ってくれました」 「あなたは何と?」 「生きてる時は彼を信じられなかったのに、死んでからは何の疑いもありません。このままでもいいな、と思っています」 「あなたは何を約束しましたか?」 「今度は母としてだけではなく、妻として夫を愛せるように努力します。今度は自殺しないように気をつけます」  彼女はそのまま言葉が詰まってしまいました。そのまま光の中で夫と寄り添っている姿が私には見えました。しばらく二人きりにして、ただ静かに時間が流れていくのを先生と私は眺めていました。そして彼女は自ら催眠を解いて、今、この時へと戻ってきました。