2014年9月4日木曜日

おはようさん 2014.9.3.

今夜は2014能楽大連吟のオリエンテーション in OSAKA でした。 さぁ 今年も能楽大連吟「高砂」が始まりますよ! もちろんわたしも謡いま~す(*^^)v 今からでも大丈夫 思い立ったが吉日です! やってみようかな?ってピーンと来た方はぜひご一緒にどうぞ! テキストにはこんなことが書いてあります。。。 謡いを習うと・・・ 行かずして名所を知ることができる 老いせずして故事を知ることができる 旅に在りて知音を知ることができる 恋せずして美人を懐うことができる 習わずして歌道を織ることができる 馴れずして武芸に近づくことができる 詠まずして花月を望むことができる 軍せずして戦場を知ることができる 友なくして閑居を慰めることができる 祈らずして神徳を得ることができる 薬無くして鬱気を散ずることができる 触れずして仏道を知ることができる 思わずして座上に昇ることができる 厳ならずして形美を嗜むことができる 望まずして高位と交わることができる つまり・・・謡いの世界はとってもスピリチュアルだぜ!ってことですね。 以前にも触れましたが、謡いを通じて能楽の演目に触れていくと、「あっ これ 知ってる! いつかどこかで・・・ずっとずっと昔なんだけど・・・でも確かにこれ、謡ったことがあるよ!」 そんなデジャブを何度も体験できます。 そうです! 昔々、日本人として生きた人生のどこかで、その曲を謡ったのです。 「なぜだろう? この曲にすごく惹かれるんだ・・・」 その曲は、昔々の人生でとても大切な曲だったはずなのです。 そんな大切な曲を今、謡ってみると、昔々の人生の善きエネルギーや性格や・・・もしかしたら幸運なんかも・・・今に蘇ってくるかもしれません。 時間軸も時空間も、実はそういうものなのですよ。 (悪しきエネルギーなんかも今生に蘇るの? いいえ!大丈夫です。そりゃぁ黒魔術みたいなダークサイドを使えば危ないですが、今に生き残っている謡いはどれも善きものですから、善きエネルギーしか蘇りません) 日本人の善きものって何でしょう? 聖徳太子の時代から、和・輪・笑 です。 そして、祈り 八百万の神々への感謝です。 (世界中の祈りのほとんどが=恐怖と支配 なのですが、日本の祈りは=感謝であり共存です) 謡を謡っていると、こころが和・輪・笑になっていくのがわかります。 謡い終わった時、神々への感謝の気持ちが花咲いています。 ほら! こんなに謡いってスピリチュアルなのですよ! 東洋医学的に見ても、謡は肺経を活性化してくれます。 喘息・アトピーなどの免疫疾患の体質改善に謡はとってもよいと思います。 肺癌や食道癌、喉頭癌、脳腫瘍の術後のリハビリにもお薦めしたいなぁ。 老化防止&認知症予防にもすごく効くと思います。 だって、氣血がグルグル巡りますからね。 でも、興味はあっても、いきなり能楽師の先生のところへ入門するのって・・・ムリですよね。私もそうでしたから。 大連吟は3ヶ月のお稽古で「高砂」の一番美味しいところだけを謡えるようになれます。 まずは謡いってどんなものか?を体験してみる。 その上で、4人の先生方のお稽古を受けてみて、自分と一番相性の良さそうな先生のところへ入門することもできます。 スピリチュアルな覚醒&ステップアップをしたい方々! 日本人に生まれてきたわけを知りたい・もっと日本人らしくなりたい方々! 認知症も老人病もない、元気いっぱいのお年寄りになりたい方々! 今からでも受付OK!だということですので、 ぜひ 今年の年末は「高砂」をご一緒に謡いましょう!(*⌒▽⌒*) (以下、大連吟のHPよりのコピペです) 能楽大連吟実行委員会よりごあいさつ 2008年、京都から始まった「能楽大連吟」。 きっかけは単純な事、とある飲み屋での出来事でした。 カウンターで隣あわせた年配の男性客と話していた時のこと。「今度、娘が結婚するんですよ。久しぶりに謡ってやろうかと思いましてね」少し恥ずかしそうに笑って、鞄から取り出したのは一冊の古い謡本、「高砂」でした。節々に赤鉛筆で印がつけてあり、彼は丁寧に一枚一枚頁をめくりながら言いました。「昔、少しだけ能の謡をならってましてね」 このとき、彼の姿を美しいと思いました。大切な誰かの為にうたう、うたがある。日本にも世界に誇れる美しい文化があると。一節だけでもいい、私も胸をはって「高砂」を謡えるようになりたい。一人では恥ずかしいけれど、大勢でなら。 毎年、年の暮れに一年を振り返り世界中の幸福と平和を祈って、大人数で「高砂」を謡います。敷居が高いと思われがちな古典芸能を、今の世代に愛される「うた」として楽しみながら大切に伝えていきたいと思っています。 また「高砂」を通して出会う様々な人、モノ、地域をつなげながら、歴史文化都市=京都より発信していきます。 能楽大連吟とは? 能楽大連吟は、10月から12月までの3ヶ月間で能楽「高砂」をお稽古をして、12月の本番にみんなで謡いを披露する企画です。能楽を通して日本の古き良き文化を知ると共に、世代などを超えた多くの人々とのコミュニケーションの輪を広げていくことを目的としています。能楽はあまりわからない。未経験。うたうことが大好き。そんな方々もぜひ、これを機会に能楽大連吟に参加してみませんか? 募集要項 ■募集人数 200名 ■講師 深野貴彦、松野浩行、宮本茂樹、齊藤信輔 ■一般 ¥8,000 / 学生 \5,000 ※参加費に含まれているもの (1)お稽古代 :全体稽古3回+少人数稽古6回 (2)教材費:お稽古帳+教則CD (3)本番出演料 ■お稽古期間 10月~12月の本番まで約3ヵ月間。 ■本番 12月23日19時より Q&A よく聞かれるご質問や、お悩みをまとめました 謡いと能楽の事を全然知らないのですが? A:そんな方こそ是非ご参加ください!多くの方に「高砂」を謡う楽しさを知ってもらいたいとの思いからこのイベントが始まっています。ちょっとやってみよう!と気軽にご参加ください。 謡は未経験者ですが、参加できますか? A:参加者のうち毎年半分以上の方が未経験者です。プロの能楽師が基礎から教えますので、心配しなくても大丈夫。毎年本番には、みなさん胸をはって謡えるようになっています。 謡とか能とかなんだか難しそう… A:特に難しいことはございません。大事にしている事はお稽古の時のご挨拶など一般的な礼儀作法くらいです。よい発声を得るには正しい姿勢を身につける事も大切。あなたもこれを機に、にっぽんの和のこころを学んでみませんか? 参加者の年齢層はどのくらいですか? A:小学生から80歳くらいまで男女問わず幅広いです。会社帰りの20 ~30代のかたや学生の方々も大勢いらっしゃいます。3年連続皆勤賞の方もちらほら。能楽大連吟は、様々な業種や年齢を超えて交流を持って頂く事も活動目的の一つなんです! 子どもと参加したいのですが? A:ぜひご参加ください!毎年お子様の参加があります。大人以上に大きな声でイキイキと謡っていらっしゃいますよ。大人も元気いっぱいの子供たちに、触発されているところもあるかもしれませんね。 会社員で練習に参加するのが難しそうです… A:本番までに全体稽古3回、少人数稽古6回まで受講していただけます。お稽古時間も昼、夜と別々にご用意していますのでお好きなスケジュールで受講していただけます。また、ご自宅で練習できるように高砂CDもオリエンテーション時にお渡し致します。 最初のオリエンテーションに参加できないのですが? A:ご参加出来なかった方々のために10月の全体稽古の際にご説明しますので、ご安心ください。教材は別途お渡しいたします。 お稽古にはどのような服装で参加すれば良いですか? A:お好きな格好でご参加ください。会社帰りのスーツだったり、散歩ついでに参加したり。みなさん様々です。 本番の公演に出演する時は着物でないとダメ? A:お好きな服装で結構ですよ。せっかくなので、この際思いっきりお洒落をして楽しんじゃいましょう!お着物の方へは着付けのサービスも行う予定です(別途費用)。例年着物の方が3割程でしょうか。 日程が合わず、公演に参加するのが難しそうです… A:お稽古だけでもご参加もして頂けますよ。公演に参加することだけが能楽大連吟の目的ではありません。ぜひ、お気軽にご参加ください。 知人を公演にお誘いしたいのですが? A:ぜひお誘いください!そして来年は一緒に参加しちゃいましょう。公演当日についての詳しいご案内は10月末以降に当ホームページでお知らせする予定です。 参加をきっかけに能楽鑑賞をしたいのですが? A:気軽に能楽師、スタッフにお尋ねください。新しい情報をいろいろとご紹介します。 舞台で謡う自信がなく、心配です。 A:みんなで謡えば怖くない。背筋を伸ばして謡う参加者の姿はとても素敵です。そして三ヶ月の成長ぶりにいつも感動します。ぜひみんなで謡う楽しさを体験してみてください。 前世物語  月曜日の私はいつも大忙しです。一週間分のワークの予定表を書き直して、キャンセルのチェックをして、録音マイクの電池を交換して、タオルケットも白衣も新しくして・・・診察の患者さんが多いとそちらの援軍にも呼ばれます。でも、そんなふうに走り回っている自分が好きです。先生一人にべったりではなく、奥山医院の歯車の一つになって、みんなと噛み合っているのがとても嬉しいのです。  忙しさが一段落ついたお昼前、私は先生に背中を向けたまま予定表を書き込んでいました。 「美子さん、昨日は山歩きでもしてきたのかな? 今日は何だかとても元気だね。顔が輝いているよ。それでいて目は静かに落ち着いているし・・・。何かいいことがあったのかな?」  私はちょっと振り向いて、知ってるくせに・・・のウインクをしました。先生は投げキッスで答えました。私はアカンべーで応戦です。通りがかった看護婦さんが大笑いしています。 「先生、今日の患者さんは三日間連続で予約しておられますからね。力リキ入れて頑張ってくださいね」  連続して予約を入れられると、先生も私もかなりプレッシャーを感じてしまいます。初日が上手くいけば後はとても楽勝なのですが、初日がトラブルとこちらまでガチガチに緊張してしまいます。ですから予約を受ける時には出来るだけ連続しないようにお薦めはしているのですが、北海道や九州、時には外国から来られることがありますので、旅費を考えると無理強いは出来ません。  この日の患者さんも遠路遥々、大阪へやって来られた方でした。 「大阪は暖かいと聞いてきましたが、今日は寒いですね」  ダークブラウンのイタリアン・スーツにハイヒール姿の女性が今日の患者さんです。サングラスなんかしたら格好いいだろうな、と思っていたら、ちゃんと胸に差してありました。カールした黒髪にマニキュアなんて、お洒落です。笑顔もきれいで、すぐに誰とでも打ち解けそうな雰囲気のある方でした。 「今日は初めて北風が吹いていますね。熱いお茶を入れますから暖まって下さいね」  このワークをお受けになられる患者さんは、どうしても心に悩みや苦しみのある方が多くなります。ワークまでの待ち時間に、ポツンと待合で孤立してしまわないようにすることも私の仕事です。しかし、心の扉を閉ざされた方に話しかけるのはとても難しいことだと思います。ワークが始まって先生が話しかけた途端、涙ぐんでしまう方もたくさんおられます。狭いワークの部屋の中で何を言っても構わない、そんな安心感からなのでしょう、感情を爆発させるというよりも、溜め込んできた心のストレスを開放できるという安堵の涙なのだと思います。そんな涙のワークもすばらしいのですが、この彼女のように笑顔で始まるワークは私の心までワクワクしてきます。始めから患者さんと先生と私の心が開かれている、そんな繋がりが感じられるのです。