2016年12月27日火曜日

ごきげんさん 2016.12.27.

刺絡療法では、最初に採血をさせていただき、院内迅速血液検査で白血球の詳細と炎症反応を診ています。 4分で白血球数と顆粒球・リンパ球・単球の比率、CRP反応が分かります。 癌の再発がある患者さんは、先達の研究&臨床報告通り、顆粒球がとても多くなっています。 慢性の疲れや体調不良を大病院で診察してもらったけれど特に病気ではない、と言われた患者さんたちは、リンパ球がとても多くなっています。 アトピーや喘息、さまざまなアレルギー疾患、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病の患者さんたちも、リンパ球が多くなっています 心身症やこころの病気の患者さんのうち、怒りと悲しみが強い方は、顆粒球が多くなっています。 自己否定や落ち込み、不安や恐怖の強い方は、リンパ球が多くなっています。 リンパ球が多いから癌にならない!わけではありません。 顆粒球の多い癌は、怒りや悲しみ、憎悪、嫉妬などのピッタ:火性の癌になります。 症状も進行も山火事のように燃え広がっていく癌です。 リンパ球の多い癌は、不安や恐怖などに押しつぶされるカパ:土性の癌になります。 ゆっくりと時間をかけて浸潤してしていく、あまり症状の出ない癌です。 顆粒球が多いのは、交感神経の過緊張です。 リンパ球が多いのは、副交感神経の過緊張です。 刺絡療法は、交感神経と副交感神経のアンバランスを整えるので、どちらのタイプにも有効です。 刺絡療法は、手・足の十井穴刺絡と百会(つむじ)の刺絡、反応している経穴経絡への刺絡が主ですので、全身の経穴経絡の氣血の滞りを疎通します。 すべての経穴経絡を疎通するので、顆粒球優位のタイプにも、リンパ球優位のタイプにもよく効きます。 刺絡療法が万病に効く所以です。 癌患者さんでは、白血球の単球数が高いと癌の治りが良くなります。 免疫力と自然治癒力の潜在能力が単球数に現れるのです。 顆粒球・リンパ球・単球数と免疫力・自然治癒力の関係を知っている医師はまだまだ少ないので、普通の病院の検査結果にもちゃんと載っていますがスルーされてしまうことが多いようです。 もったいない話ですね。 交感神経の過緊張タイプか・副交感神経の過緊張のタイプか? が分かった上で手・足の十井穴刺絡をしていくと、確かにその過緊張を示す指の刺絡で強い反応を見ることができます。 十井穴刺絡と白血球検査結果を重ね合わせながら、百会と頭部経絡経穴鍼、全身の経穴経絡打鍼をしていくと、とても良い治療効果を得られます。 今は未病だけれど・・・白血球は未来の重病を警告してくれています。 西洋医学は病気になってからでないと、治せません。 治療マニュアルやガイドラインにない病気も、治せません。 刺絡療法は万病に効きます。 交感神経・副交感神経という陰陽を整え、氣血という生命エネルギーを美しく流れさせ、免疫力と自然治癒力を高めるので、万病に向き合えます。 2017年は、多くの病める方々を絶望の淵から救い出してあげたいと願っています。