2016年12月17日土曜日
ごきげんさん 2016.12.17.
「経絡は見えるものなのですか?」とよく聞かれます。
目で見ようとしてはいません。「感じ見る」感覚です。
こころがザワザワしていたり、喜怒哀楽などの感情が強い時には見えません。
儲けたろうなんて想念はもちろんですが、オレが治してやる!な思い上がりもNGです。
患者さんに内在する自然治癒力がもっと働くように、天のお手伝いをさせていただく、そんな下座の素直な気持ちが大切です。
西田天香さんの下座行に通じます。
見ようと思った時、まず息をゆっくり吐いて、すべての感情を棄てて、こころを静かにします。
瞑想状態の静けさの中に愛のエネルギーが充ち満ちている状態です。
そして見たいところに意識を向けます。
目で見るのではありません。(目を閉じたままでも大丈夫です)
意識を向けて、意識の目で感じます。
するとイメージが浮かんできます。沸き上がってくることもありますし、パッと見えることもあります。
最初のうちは「これ ホント?」と左脳が攻撃してきます。迷えば、イメージは消えてしまいます。
経絡の場合、本に載っている経絡図が浮かんできてるだけだ、と常識が攻めてきます。
でも大丈夫です。
サムシンググレート:神さま:天が「ちゃんと見えていた証」をいろいろな形でプレゼントしてくれます。
とっても小さな証ですが、それに気づける感性がないようでは、とても経絡は見えません。
私は色ではなく、波動の輝きで感じ取っていますが、オーラが見える人と同じく、経絡も色で見える人もいるでしょう。
経絡を流れる氣血の音が聞こえる人だっているかもしれませんね。
患者さんの滞っている経穴経絡や病巣の波動に自分の波動をシンクロすると、自分の心身の同じところに同じような痛みや不調を感じてしまいます。
ですから医療者は、患者さんの病気の波動よりも、必ず高い波動で接しなければなりません。
お母さんが子供にやってあげる「痛いの、痛いの、飛んでいけ!」と同じです。
刺絡療法の終りに、よく「先生の手はとても温かくで気持ちよいです」と喜んでいただけます。
私の手の氣の波動が高くて温かいだけではなく、患者さんの邪気悪血:体毒が排泄されて、患者さんの波動も高くなった証の温かさです。
患者さんが本来持っておられた美しい氣血を、ご自分で感じ取られている温かさです。
これが元氣です。
病気ももちろん治しますが、もっと元氣になっていただくのが自然医学です。