2016年12月14日水曜日

ごきげんさん 2016.12.14.

幼少期からの聴力障害の患者さんを初診しました。 顔望診・脈診・舌診共に、かなりの腎虚です。 もちろん治療は刺絡療法です。刺絡からは、陽経の亢進・交感神経の過緊張・感情面のトラウマが診てとれました。 お話をうかがうと、幼少期の「聞きたくない」自己呪縛が難聴の原因だと分かりました。 インナーチャイルドワークで時間をかけて解放するのも一手ですが、刺絡療法で腎虚を補いながら神・心の氣血を整えていくこともできます。 刺絡療法後、あの酷かった腎虚顔貌がとてもクリアーに回復されました。自然治癒力が十分備わっている証拠です。 心の呪縛が解放されていく過程でも、瞑眩反応が起こります。 それは泣く・叫ぶなどの感情面で出ることもありますし、喘息や蕁麻疹、動悸、発汗、頭痛などで出ることもあります。 刺絡療法を続けていると、それらの瞑眩反応も軽くで済みます。 どのように聴力が回復していくのか、とても楽しみです。 できれば週1回が理想的ですが、2週間に1回の通院でフォローいたします。