2016年10月6日木曜日
ごきげんさん 2016.10.6.
「うつ病も刺絡で治るのですか?」と早速、お問合せをいただきました。
福田ー安保理論の自律神経免疫療法と鍼灸漢方の弁証で統合医療すると、
確かに刺絡には「うつ病」を治す大きな力があります。
さまざまなストレスは、交感神経系に過緊張をもたらします。
白血球中の顆粒球が増加し、これが放出する活性酸素で体中がボロボロになります。
交感神経の過緊張は、血管を収縮して、冷え・悪血を悪化させます。
便秘、不眠、生理痛、腰膝痛、セルライト、排尿障害・・・もうこれだけで、気分はブルーです。
胃痛、腹痛、胸の不快感・・・さまざまな心身症は、交感神経の過緊張=活性酸素増加が臓器を蝕んでいる悲鳴です。
冷えのぼせが起こり、脳も目も耳もうっ血します。
イライラ、怒り、恐怖、不安・・・さまざまなネガティブの嵐が頭の中を吹き荒れます。
脳幹辺縁系の冷え・悪血・氣濁は「こんな人じゃなかったのに・・・」性格情動の異常を引きおこします。
脳幹の冷えと悪血は、認知症や脳梗塞をはじめ、ギランバレーや側索硬化症などの原因になります。
ADHDや自閉症も、脳幹辺縁系の冷え・悪血・氣濁が悪さをしているのかもしれません。
リラックスは心身に良いものですが、あまりにリラックスし過ぎ?が続くと、副交感神経の緊張状態に陥ります。
もうひとつのうつ病として、副交感神経性のうつがあります。
副交感神経の緊張は、血管を開いたままにします。
大河のような血液の流れは、やがて淀みます・・・悪血・冷え・水毒になります。
気虚・血虚だと、やる気も元気も出ません。朝から金縛り状態・・・まるで変温動物です。
氣袋もユルユルですから、ちょっとストレスをかけると、すぐに破れます・・・即ギレ・逆ギレです。
胃袋もユルユルですから、無意識のうちにちょこちょこ口に入れてしまいます・・・カビゴンです。
脳幹辺縁系もユルユルで、水毒と冷えに冒され、病的妄想や自我融解の危険性があります。
手足の十井穴刺絡・百会の刺絡は、最強の鍼法です。
交感神経・副交感神経のアンバランスを改善すると共に、
身体中の経絡経穴の滞りを疎通して、氣血水の流れを整えてくれます。
抗うつ薬は、脳内の交感神経ー副交感神経のバランスをムチャクチャに乱します。
ホルモン分泌も、氣血の流れも壊滅してしまうので、さまざまな身体症状が随伴してきます。
でも・・・うつ病を治す=抗うつ薬 が常識化されています。
そんな抗うつ薬を飲まずに(減薬するために)治していくには、刺絡漢方治療がお薦めです。
漢方診を続けていくと、うつ病の原因・意味・治し方の「気づき」が出てきます。
この気づきを無視しないで自分の中に受け入れて、生活習慣や考え方を少しずつでも変えていくことが出来ないと、病気は影のようにいつまでもつきまとってきます。
刺絡療法を続けていると、
交感神経ー副交感神経のバランスがとれた健康状態になります。
氣血は経絡経穴を美しく流れ、陰陽のバランスがとれた健康になります。
免疫力と自然治癒力の貯金がどんどん溜まっていきます。
顔色、氣色、元気がみなぎります=運気アップです。
うつ病が治るだけでなく、人生も生き方もグレードアップできるのが刺絡療法の強みです。