2016年10月2日日曜日

ごきげんさん 2016.10.2.

免疫療法の安保徹先生の本から、福田稔先生の本へと繋がって、また一歩、鍼灸治療が進化しました。 「福田ー安部理論」 福田先生は、自律神経と白血球数の研究から十井穴刺絡・百会刺絡でさまざまな病気を治してこられました。 最後は刺絡ではなく、電磁気鍼を用いて十井穴や「つむじ」への「刺さない刺絡」に到達されました。 「自律神経免疫療法」 福田先生の本に書かれていることは、今、奥山医院で施術している鍼灸、特に刺絡、そのものであることに納得しました。 「自律神経免疫療法を行った後は、次のような症状が現れます。汗が出る、体がポカポカと温かい、視界が鮮明になる、目が良く見える、頭がスカッとする、表情が明るくなる、顔色がよくなる、姿勢がよくなる」(奇跡を起こす驚異の免疫療法) これは初めて刺絡を受けられた患者さんが口にされる効果です。 交感神経の過緊張状態は、ガン、消化器系の潰瘍、口内炎、虫垂炎、胆嚢炎、痔核、膝や肩の変形性炎症・・・さまざまな炎症疾患を起こします。 副交感神経の過緊張状態は、肥満、糖尿病、骨粗鬆症、ぜんそく、さまざまなアレルギー疾患を引き起こします。 体がだるい、何をするのもおっくう、ちょっとしたことでクシャミ・鼻水が出る、食欲を止められない、手足が冷える、顔が赤くむくんでいる・・・も副交感神経の緊張状態です。 なるほど、自律神経系のアンバランスと免疫力の観点から見れば、十井穴刺絡と百会の刺絡は確かに、万病に効きます。 「つむじ療法は頭部の気の詰まりを解消する効果が絶大で、うつ病には著効を示します」 うつ病を十井穴刺絡と百会の刺絡で治してしまう・・・すばらしいことです。 「ガンを治す方法はただ一つ。副交感神経を優位にして交感神経の緊張を抑え、リンパ球を増やして免疫力を高めることに尽きます」 幸いなことに、奥山医院には白血球数:顆粒球数とリンパ球数を3分で測定できる器機がありますから、毎回、どれくらい白血球のアンバランスが治ってきたか?をお示しすることもできます。 十井穴刺絡と百会の刺絡。 特に十井穴刺絡は、チクッ チクッと痛いです。でも、治療効果抜群! これまで遠慮してきましたが、すべては患者さんのため! これからはもっと刺絡を施術していきます。 朝5時から1日60人以上も診察&刺絡治療を行ない、万病を治してこられた先生がおられたことは、明日からの治療の励みになります。 「つむじ療法」・・・これまでも百会よりも「つむじ」に強く氣が反応している場合は、「つむじ」に鍼をしてきました。 そもそも百会は、とても広いエリアです。 頭の上半分、全部が百会!と言ってしまってもいいくらいアクティブエリアなのが百会の特徴です。 百会・つむじにこだわらず、最も氣が反応しているところへピンポイントで刺絡するのが最も効果的です。 安部先生も福田先生も、刺絡で自律神経系のアンバランスを治していけば、抗癌剤はもちろんのこと、ステロイドや消炎鎮痛剤、降圧剤、高脂血症薬・・・あらゆる薬が不要だと力説されています。 そのとおりだと思います。 福田ー安部理論の免疫療法だけで、すべての患者さんが治ってしまう、はないでしょう。 改善は6〜8割かな?  どうしても患者さんのパーソナリティや生き方、周囲の雑音がありますので、半分弱は治療を継続できないでしょう。 それでも、これまで治らなかった病気の人が半分も治るのは素晴らしいことです。 天国の福田稔先生が応援して下さっているように感じます。 さぁ どんな患者さんたちが治療に導かれて来られるかな、楽しみです。