2016年10月14日金曜日
ごきげんさん 2016.10.14.
ボブ・ディランさんがノーベル文学賞を受賞されましたね。
心地よい驚きと共に、おめでとうございます!
2016年、新しい時代に入った確かな感触がまたひとつ増えました。
あんなものは文学ではない!と叫びたい人は、脳硬化症に注意ですよ。
能の謡本も、演劇の台本も、文学です。
先日、ホメロスのオデュッセイアの能「冥府行」を観ました。
素晴らしかったです。人生が揺さぶられるような感動しました。
ホメロスは文学です。能は芸術です。文学も芸術も同じです。
原稿用紙500枚、1000枚で伝えたいものを表現するのもよし、
31文字の1首で時代を超えて人々に伝わっていくのもよし。
白鳥の愛の囁きにも、クジラの母親の子を想う呟きにも、メロディーがあります。
原人の最初の「文学」は、鼻歌だったのではないでしょうか?
作家も音楽家も、天から降ってくる、と言います。
仏師は、木の中に仏さまの姿が見えてくるし、
画家は、絵筆を持った手が勝手に動いてしまいます。
ボブ・ディランさんのノーベル文学賞受賞は、脳硬化症に苦しんでいた世界が、新しい和の世界へと大きな方向転回&小さな一歩を踏み出した、とても明るい兆しです。
大戦、経済崩壊、疾病・・・いくつもの黙示録が危惧される今だからこそ、
この光明をこころから言祝ぎたいと思います。
ボブ おめでとう! そして、神さま、ありがとうございます!