2016年10月11日火曜日
ごきげんさん 2016.10.11.
故 福田稔先生の気血免疫療法の著書からは、先生が最終的に到達された手技が見えてきます。
手足十井穴刺絡・百会の刺絡・経穴経絡刺絡で、交感神経と副交感神経のアンバランスを整えていきます。
鍼灸界で用いる経絡経穴は図表として地図のように固定されていますが、福田先生は経験上、経絡経穴は動くものだ、ということに気づいておられました。
晩年の治療も、直接皮膚に刺絡するよりも、磁気ペンで反応経穴を押されていました。
手足から頭の百会まで連なる経絡の中から、反応している経穴を刺絡していくのは、とても大変だし、現実的ではありません(痛すぎるしネ)。
さて、私はどうしたものか? と思っていると、ちゃんと夢のお告げ?がありました。
数年前の北辰会研修会で偶然に、古代鍼の代わりに人差し指で反応経穴に触れても、同等以上の効果を得られることを実証できていたことを思い出しました。
半年前に読んでいた遠藤喨及さんのタオ指圧にも、ここで繋がりました。
手足十井穴刺絡と百会の刺絡は、もちろん純正の刺絡を施術します。
解剖学的静脈系の未知なる可能性を刺絡学会の特別講演(東大解剖学教室の准教授)で伺って、小さな静脈性出血とパスカルの法則がしっかりと腑に落ちているので、純正刺絡は欠かせません。
特に強く反応している頭と手足の間の経穴は刺絡&吸角が必要ですが、
普通の反応経穴は、触れて、軽くタオ指圧のように押すだけか、銀鍉鍼で打鍼するのが良いでしょう。
そうやって患者さんに「触れる経絡刺絡」をしている自分の姿を夢に見ました。
早速、今朝一番で漢方受診された患者さんに、今日は足の静脈瘤の刺絡をご希望していただけました。
恐ろしいくらいの超高速シンクロに、とても驚きながら、
夢の中で練習?してきた通りに「触れる経絡刺絡」を施術させていただきました。
こうやって治療方法がどんどん練り上げられていくと、ワクワクが止まりません。
神さまが土をこね、ロクロを回して、何かを創り上げて下さっています。
きっと河井寛次郎や古田織部のような強烈にクセのある作品に焼き上がるでしょう。
焼き上がりまであとわずか。
多くの患者さんたちと希望と勇気、そして生きる楽しさを分かち合えるのを楽しみにしています。
P.S.
半年あまり勤務していただいた事務さんが退職されますので、急遽、新しい事務さんを募集いたします。
・年齢不問、医療事務経験も不問です。
・仕事内容は、受付・会計・医療事務・医療秘書です。
(これまでも未経験の方を育ててきましたので、お勉強する気のある方なら大丈夫です)
・月曜〜金曜 朝7時〜午後2時(ご希望の曜日、時間帯があれば、要相談です)
・看護師・鍼灸師の方も可能です。
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・給与は要相談です(交通費支給、社会保険・労災有)
・生きがいの創造を実践するには、最適な環境です。
ご自分の医療レベルを磨き上げるのにも最幸な施設です。ただし・・・
・東洋医学と西洋医学の統合医療ですので、脈診・舌診・腹診・背診・鍼灸・刺絡・お灸・氣功などに興味のある方。
・スピリチュアル精神世界(光の前世療法など)の話題が患者さまとの雑談でも多くなりますので、こちらも興味のある方。
・大きな天運、善き天氣に守られている医院ですので、邪気邪念の強い方。
・・・・は無理な仕事場です。
お問合せ:医院までメールにてお願いします。 love@okuyama.or.jp
お申込み:遠方の方は、まず履歴書を医院までご送付願います。お近くの方は、医院までお電話いただき、面談日時を決めさせていただきます。