2016年10月15日土曜日

ごきげんさん 2016.10.15.

今日の土曜外来は、肩こり・肩痛の患者さんが続きました。 肩こりから後頚部痛へ、そして筋収縮性頭痛へと波及する肩こりさんには、葛根湯が効きます。 しかし筋収縮性頭痛のない肩こりさんには、葛根湯は効きません。 もちろんロキソニンなどの消炎鎮痛剤も効かないですし、肩をよけいに冷やしてしまうだけです。 ここは大八木流打鍼の出番です。 鼠径部に圧痛が出ているのは、解剖学的な筋の起始停止の関係上での肩こりです。 痛い側の背筋(ヘレ肉部分)もわずかに腫れています。 治療法は、鼠径部圧痛点への打鍼です。 それもまるでホメオパシーのように、打鍼が軽ければ軽いほどよく効きます。 このタイプの肩こりの患者さんは、姿勢に問題がありますので、生活指導として、正座で書道・ダンス・仕舞をお薦めします。 普段、歩くときも、丹田にグッと力を入れて、背筋を伸ばして、COOLな姿勢を心がけていただきます。 これだけで肩こり・腰痛が治ります。 鼠径部の圧痛は、気血と自律神経系の滞りでもあるので、この滞りを解放してあげると、倦怠感、肥満、むくみ、自律神経失調症などの冷え・悪血・水毒の症状が改善していきます。 頭から足の先までの気血・自律神経が通ると、運気がアップしてきます。 目力が出ます。 頭の回転が速くなります。 やる気、元気が出てきます。 オーラが輝きます。 ワンランク上の仕事も彼氏彼女も引き寄せてしまいます。 丹田を冷やさないこと=普段の姿勢を正すべし です。 生活指導を受け入れてくださる患者さんは、素直で、意識レベルが高いです。人相も良いですよ。 生活指導など馬耳東風な人たちは、お薬が大好きです。 薬を飲んで、とりあえず症状を抑えて満足です。 その薬が冷え・悪血・水毒をどんどん悪くして、自然治癒力も免疫力も衰えてしまって、全身にさまざまな症状・病気をもたらしてきて・・・薬地獄に墜ちていきます。 最後は、高血圧薬・糖尿薬・高脂血薬・抗癌剤で薬殺されます。 私も急性期症状にはお薬を使いますが、慢性期疾患には、やはり生活指導がベストな治療だと思っています。 医者に薬をもらって治してもらう・・・な患者さんは一見さんで再診されません。 医者に生活指導・養生法を教えてもらって、自分で治す。 そんな当たり前のことに目覚めた人たちは、人生も輝いています。 ステキですね。 ほんものの健康がわかっておられる皆さんが、ゆっくりですが着実に増えてきているのを実感しています。 感謝&感謝 ありがとうございます。