2015年6月20日土曜日
おはようさん 2015.6.19.
今日は、NHKカルチャーセンター梅田の中谷彰宏先生レクチャー「シンデレラ」でした。
いやぁ 面白かったですよ。
あっと言う間の90分でした。満足&満足(*⌒▽⌒*)
では、おすそわけをどうぞ。
シンデレラのお話は、世界中に700ある。
最古は、エジプト版で紀元前1世紀にさかのぼる。
ロードビスという色白で踊りのうまい女奴隷のお話。
彼女が川で水浴びをしていると、服をハヤブサが取っていってしまう。
ハヤブサは革のサンダルをファラオの元へ持って行く。
ファラオ曰く「この靴を履いていた人に会いたい」
中国版は9世紀。名前はインシェン:掃灰姫・・・モデルは楊貴妃。
靴=てん足で小さかった・・・シンデレラのガラスの靴も小さくて誰も入らなかった
フランス版は17世紀。シャルル・ペローが現代版シンデレラの大元をまとめ上げた。
(シャルル・ペローは吟遊詩人)
名前はサンドリヨン=灰ちゃん
ガラスの靴・カボチャの馬車が登場した。
意地悪な上の姉は悪だか、下の姉は少しおバカなキャラ。
舞踏会が二日間あった。
一夜目は11時45分に鐘が鳴って、何とか12時までにお城から出られたが、
二夜目は12時の鐘を11時45分の鐘だと間違えて、お城の中で魔法が解けてしまった。慌てて逃げ帰ったが、あまりにみすぼらしい格好だったため、門番も見逃してしまった。
ドイツ版は19世紀。グリム兄弟・・・けっこうホラーぽい。
名前はアッチェンプッテル=灰
ドイツの森は樹海のイメージ=魔法と繋がる。
魔法使いではなく、白鳩が活躍する。
悪い姉二人は、ガラスの靴を履くために、かかととつま先を切り落とす→王子様は連れ帰る→途中で血だらけになる。
一夜目は銀の靴。
二夜目は金の靴。二夜目は王子が階段に松ヤニを塗っていたので靴が脱げた。
イタリア版は17世紀。
名前はゼゾッラ。 靴は木靴。
継母が二人登場する。二番目の継母はお裁縫の先生で、この継母を一番目の継母とゼゾッラが共謀して殺害する。そしてゼゾッラは一番目の継母も殺害する。
魔法はナツメの木の魔法。
アメリカ版:1950年=ディズニー映画
シンデレラの色=Key Color はアズール azure =シンデレラブルー=希望の色
シンデレラからのメッセージ
1)耐える・・・シンデレラは脳天気
2)向上心・・・シンデレラのシンボルマークは 階段
3)習い事・・・馬に乗れた。
4)行動力・・・裸足で行けた。
日本版シンデレラ
日本では魔法使いは出てこない=山姥(南米はマリア様・アジアは仏陀)
東北~関東の民話:米福粟福(マメブキ アツブキ)
靴は下駄。山姥のシラミをとってあげる・優しくしてあげる→打ち出の小槌をもらう→お祭りで長者の息子に見初められる話。
紅皿欠皿:芝居見物で若殿様に見初められる話。
鉢かつぎ姫・・・寝屋川の話。
シンデレラ・コンプレックス=いつか王子様が迎えに来てくれる=ただ待っているだけ
シンデレラはアップダウンの激しい人生だった。
元は立派なお屋敷に住んでいた→継母たちにメイド扱い→王子様と結婚
日本には明治時代に入ってきた。
1886年「新貞羅」
1887年「西洋古事神仙叢話」
1900年 坪内逍遙が翻訳「おしん物語」
いやぁ 面白いですねぇ。
ちなみに・・・映画「シンデレラ」を見て、ダンスを習わなくちゃ!と思いました。
中谷彰宏先生に「大阪では、誰に習えばいいでしょうか?」と伺うと・・・
「大阪・・・中谷塾でやりましょう!」というビックリ仰天なお話になりました\(^o^)/
ますます楽しみがふえましたね。